2024年2月に読んだ/聞いた本の感想

今年は個人目標として、5冊の読書を掲げているが、2月も5冊ほど読む(聞く)ことができたので、3月も前半戦が終わりそうなタイミングではあるが、ここでは2月に読んだ(聞いた)本の感想をまとめておきたい。 2月に読んだ(聞いた)本は以下のとおり。 ・価…

2024年1月に読んだ/聞いた本の感想

今年の私の個人的な目標として、毎月5冊の本を読むということを掲げている。厳密には、聞くのもありで、Audiobookでの耳読書も含めて5冊を目標としている。 で、この1月に読んだ/聞いた本は以下の5冊。 読んだのは1冊だけで、聞くほうが4冊となった。ただ、…

年末年始の目標で読んだ3冊の本

1月の3連休も終わり、いよいよ通常モードになってきた感じ。 うちの会社は5日が仕事始めで全社会議もあったし、8日も出勤日だったので、お休み感はもう抜けていたのだが、世間的には今日9日から仕事が始まるという感覚の人も多いのではないだろうか。 さて、…

今月読みたい本を整理する-2023年12月

昨日このブログの記事で、今さらながら11月に読んだ本の感想を書いたが、ここでは今さらながら12月に読みたい本を整理しておきたいと思う。 ちなみに12月は、月初に風邪をひいたり、その翌週は出張に出たりで、ここまでまったく本を読むことができていない。…

11月に読んだ本の感想

もう12月も中旬、というか後半戦に入っているが、今さらながら11月に読んだ本を整理しておきたい。 本を読もうと思ったときに、何を読むか考えるのがめんどうくさくて、読書が進まないのではないかという仮説に行き当たり、だったら月初に今月読むべき本をピ…

今月読みたい本を整理する-2023年11月

この10月からはじめてみた、当月読む本をあらかじめピックアップしておくという試み。11月になったので、今月もブログに整理しておこうと思う。 今月ピックアップした5冊は以下のとおり。 ・史上最大の木曜日 ・物語思考 ・未顧客理解 ・熟睡者 ・百冊で耕す…

10月に読んだ本の感想

昨日のこのブログの記事で、その月に読む本を事前に5冊くらいピックアップしておくといいかも、ということを書いた。 この10月に実践してみたのだが、ピックアップした5冊のうち、読み終えた本は3冊。 ここでは、その本について、簡単に感想をまとめておきた…

今さらではあるが、今月読む本を確認する

" data-en-clipboard="true">先日のこのブログで、毎月読む本を5冊くらいピックアップしておくのがいいかも、と書いた。 本は読みたいのだが、いざ読もうとする段階でどれを読もうか考えると、結局決めきれずにそのままになってしまうので、あらかじめ何を読…

人口が減っていく時代のビジネス指南書~「夢と金」を読んで

" data-en-clipboard="true">西野亮廣著「夢と金」を読んだ。 この「夢と金」、著者の西野氏は、「夢」と「お金」は相反関係になく、夢をかなえるためにはお金が必要だが、これまで日本では大人が子どもたちにお金の話をきちんとせずにきたとし、希望をもつ…

さまざまな問いに対する解を言語化する~「自分を探すな 世界を見よう」を読んで

昨日のこのブログの記事で、田端信太郎氏の「自分を探すな 世界を見よう」を読んで、田端氏の子育て論で共感した点について書いた。 今回は子育て論に限らず、田端氏の思考法というか考え方のスタンスに関して、感じたことをまとめてみたいと思う。 まず、こ…

子どもは別人格である~「自分を探すな 世界を見よう」を読んで

先日、田端信太郎著「自分を探すな 世界を見よう」を読んだ。 田端氏といえば、炎上系インフルエンサーと言われているが、個人的にはそんなに変なことを言っていると思わず、至って常識的な人だと思っている(表現が乱暴だったりすることはあるが)。 これま…

Move2Earnはスマホ時代の救世主になるのかもしれない

ここ数日、「スマホ脳」を読んで思ったことを、つらつらと書いてみた。 スマホによって人間の脳は大きな負荷を受けているが、そのための対処は、本書ではスマホから離れる時間をつくることと、運動をすることだとしている。 このスマホから離れる、運動をす…

ノートはとったほうがいいのか

昨日、一昨日と「スマホ脳」を読んで思ったことなどを書いたのだが、その続き。 この本を読んで、思いついた問いがもう1つあった。 それは、ノートはとったほうがいいのか、というもの。 この問いも古くからあるもので、賛否両方の意見がある。 ノートをとら…

ググればわかることは覚えなくてもいいのか

昨日の記事に続き、「スマホ脳」の話。 この本の中で、グーグル効果とかデジタル性健忘と呼ばれるものが紹介されていた。別の場所に保存されているからと、脳が自分では覚えようとはしない現象のことである。脳は情報そのものよりも、その情報がどこにあるの…

スマホがなかったから読書好きになれた

「スマホ脳」という本を読んだ。 2021年に1番売れた本という触れ込みにも関わらず、恥ずかしながら最近まで知らなかったのだが、最近複数でこの本のことを聞いて手に取ってみた。 読み始めてから知ったのだが、作者のアンデシュ・ハンセン氏は「一流の頭脳」…

緩やかなデフレのコスト

先日読んだ「物価とは何か」の中で、「緩やかなデフレのコストは何なのか」という問いが立てられており、印象に残った。 ここ20年以上続いた日本のデフレは、大きな特徴が2つとあると紹介されている。 1つは長期に渡って続いていること。 もう1つは、デフレ…

「物価とは何か」から見る、今後の物価の予想

先日、「物価とは何か」という本を読んだ。 物価とは何か (講談社選書メチエ) 作者:渡辺努 講談社 Amazon この中で、2017年の鳥貴族の値上げについて取り上げており、鳥貴族はこの値上げによって客単価は4%程度上昇したものの、客数が徐々に下がり、翌年に…

開幕までに野球本を読んでテンションを上げる

今年もプロ野球が開幕した。 開幕するまではどのチームにも優勝する可能性があって、野球ファンにとっては毎年この時期が最も楽しい。 私は子どものころから野球が好きで、小学生のときは少年野球もやっていた(下手だったけど)。 生まれてこの方カープファ…

お笑い賞レースに見る、「NOISE」の問題

昨日、一昨日と、R-1ぐらんぷり2022を見ての、審査員の問題について考察してみた。 R-1に限らず、こういった賞レースの審査員の問題は常々あるなと思っていたのだが、そのことに関することが、ちょっと前に読んだ「NOISE」という本に書かれていたので、今回…

ポップス歌手の耐えられない軽さ

「ポップス歌手の耐えられない軽さ」というサザンオールスターズ桑田佳祐のエッセイを読んだ。 2020年から週刊文春に連載されたコラムをまとめた書籍で、著者のこれまでの音楽人生を振り返ったり、コロナ禍で考えたことをまとめた内容であった。 ポップス歌…

自分の人生を自分の意思のもとに決めていきたい、と思う人は多くないのかもしれない~「自分の意見で生きていこう」を読んで(その3)

ちきりん氏著「自分の意見で生きていこう」を読んでの感想の第3回目(最終回)。 この本の第6章(最終章)には「オリジナルの人生へ」というタイトルがつけられていた。 ざっくり要約すると、これまでは決まった型の人生が用意されていて、それに沿って生き…

まん防を継続すべきかどうかという問題~正解があると問題と正解がない問題が混在している問題例

新型コロナウイルスの感染者数は、ピークをこえたようではあるが、依然として高い水準で推移している。今回の第6波は感染者数の減少のペースは、増加時に比べて緩いように見え、まだまだ予断を許さないと考えている。 さて、そんな中、政府分科会で分科会委…

答えのある問題と答えのない問題が混在している問題~「自分の意見で生きていこう」を読んで(その2)

ちきりん氏著「自分の意見で生きていこう」を読んでの感想の第2回目。 さっそくだが、ちきりん氏は、最初に世の中のあらゆる問題には、「正解のある問題」と「正解のない問題」があり、正解がある問題は調べることが必要であることに対して、正解のない問題…

正解を求めようとする人たち~「自分の意見で生きていこう」を読んで(その1)

ちきりん著「自分の意見で生きていこう」を読んだ。 自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ 作者:ちきりん ダイヤモンド社 Amazon 私がちきりん氏の存在を知ったのは、もう10年以上も前で、それ以来ブログや書籍からい…

「新型コロナとワクチン わたしたちは正しかったのか」を読んで~ものごとの考え方編

先日のブログで紹介した「新型コロナとワクチン わたしたちは正しかったのか」。新型コロナのさまざまなトピックスをクリアに理解できたことに加えて、ものごとの考え方についても参考になる部分が多かったので、ここでまとめておきたいと思う。 新型コロナ…

「新型コロナとワクチン わたしたちは正しかったのか」を読んで~新型コロナの新たな知見編

この年末年始で、峰宗太郎・山中浩之著「新型コロナとワクチン わたしたちは正しかったのか」を読んだ。 前著「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」から約1年での発売だが、前著に含まれていた内容も端折らずにさらにわかりやすく説明してくれて…

結果を出し続けるということ~「嫌われた監督」を読んで

たしか10月に東京に出張に出た際に寄った丸善でこの「嫌われた監督」の存在を知った。 はじめにの部分をちょっと読んでみて、これは間違いないやつだと、Kindleで購入(ほんとは丸善でお金を使いたいのだが、あの厚い本を買って読もうとはもうならない…)。…

毎日ブログを更新することと、毎日1冊本を読むこと、どちらが自分の人生にとって意義があるのか

先日、ちょっと思い立って、以前読んだ読書術に関する本を2冊読んで返してみた。 遅読家のための読書術 作者:印南 敦史 ダイヤモンド社 Amazon 一流の人は、本のどこに線を引いているのか 作者:土井英司 サンマーク出版 Amazon 読書の本当の価値は、書かれて…

モンテッソーリ教育とは、親に自律と忍耐力を求める教育論

最近、インターネットラジオサービスのVoicyで、「モンテッソーリ子育てラジオ」という番組を聞くようになった。 voicy.jp この番組のパーソナリティーのモンテッソーリ教師あきえ氏は、元幼稚園教諭で、モンテッソーリ教育の考え方に沿って、子どもや子育て…

「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な事実」を読んで、編集のプロの仕事を垣間見た

前回までの2回の記事で、「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な事実」を読んで、新たに理解することができた点についてまとめてみたのだが、今回は本書における編集Yこと山中浩之氏の役割について考えてみたい。 本書の特徴として、インタビューをして…