2024年1月に読んだ/聞いた本の感想

今年の私の個人的な目標として、毎月5冊の本を読むということを掲げている。厳密には、聞くのもありで、Audiobookでの耳読書も含めて5冊を目標としている。
 
で、この1月に読んだ/聞いた本は以下の5冊。
読んだのは1冊だけで、聞くほうが4冊となった。ただ、読むほうをさぼっていたわけではなく、学術書に近いビジネス書として「「価値」こそすべて」という本を読んでいて、これが1月中に読み終えることができなかった。2月の早いうちに読み終えて、次の本も読みたいと思う。
 
発達障害「グレーゾーン」生き方レッスン(Kindle
伊藤忠(Audiobook)
・とにかく仕組み化(Audiobook)
・DIE WITH ZERO(Audiobook)
Amazonすごい会議(Audiobook)
 
上の2冊は、すでに年末年始に読んだ本ということで感想を書いたので、ここでは下3冊を感想をまとめておきたいと思う。
 
とにかく仕組み化

 

安藤広大氏の著書で、「リーダーの仮面」「数値化の鬼」に続く3部作の3つめ。ということらしいが、前2作は読んでいない。

本屋でよく見かけてはいたが、手に取ることなくここまできたのだが、先日会社の会議の中でちょっと話題になったのと、Audiobookでセールになったのが重なったので、聞いてみることにした。
組織の中で替えの利かない人というのは、組織のとって良くないだけでなく、個人としても上にはいけないとし、歯車として機能する人は仕組み化の考え方が備わっていて、組織を強くすることができる、と説いている。
全体的に耳が痛い部分も多く、私自身が経営者としてルールをきちんとつくることができていないことを突かれているような感じになった。また企業理念の重要さを説いていて、うちの会社でも今一度機能する形で理念を見直す必要があると感じた。
正直、目新しい部分や新たな気づきはあまりなかったが、オーソドックスな良書だと思う。
 
老後のためのお金を無駄にため込むのではなく、現在の人生も楽しむことに投資し、充実した人生を築くことを提唱している内容。健康やエネルギーが最も充実している時期に積極的に挑戦し、ゼロで死ぬ=全力で人生を謳歌することを勧めている。
ちょっと人生観を揺さぶられる内容だった。とくに「人生の目的は思い出づくりである」という言葉が心に沁みた。若いうちの思い出は、その後もそれを思い出すことで配当を受け取ることができると喝破しており、非常に面白い発想だと感じた。
私自身、振り返ってみると、若いころにそれなりの経験ができたことで、今になってその思い出の配当の恩恵を受けることができていると感じると同時に、もっと思い出になる経験をしておけばよかったという感情も湧いてきて、なんとも言えない気持ちになったりした。
もはや中年の域に達してはいるが、人生の中では今が一番若く。まだまだ思い出づくりをしていきたい、そう思えた一冊だった。
 
こちらは以前にAudiobookで購入して、積ん読していたものをこのタイミングで聞いてみた。
会議を意思決定会議、アイデア出し会議、進捗管理会議、情報共有会議に分類。そのうちの前者3つの会議について、Amazon流の会議術を解説している。
印象に残ったのは、意思決定会議における資料は、A4で1枚もしくは6枚にまとめる、しかもナレーティブに書くというもの。要約的に書くのではなく、あえて語るように書くことで、読み手によって解釈が異なることがないようにするということだった。
加えて、意思決定会議では事前に資料を読み込んでくる必要がなく、会議の最初にみんなが上述の1枚もしくは6枚の資料を読んでから始めるとのこと。読めばわかる資料であることが求められているので、事前に時間を使う必要がなく、会議に集中するだけでいいのは、面白いしくみだなと思った。
うちの会社でも真似してみたいと思いつつも、書くことや読むことが苦手な管理職の多い現状では、スタートすることもおぼつかないなと思ってみたりした。
 
以上、1月に読んだ本の感想でした。