目的と手段

毎日更新という手段の目的化

先日、このブログの毎日更新が1,000日を超えた。 2020年の年末からコツコツと更新を続けて3年弱。思えば、最初のころは日付が変わるギリギリになっての更新もよくあり大変だったが、途中からは習慣化できており、それほど苦もなく更新ができるようになってき…

教育の外注化

うちの娘はこの4月で2年生になり、1学期ももう少し終わろうとしているが、学習進度という点では、贔屓目に見ても少し(というかかなり)遅れている。 遅れを取り戻すべく、日ごろの宿題などは、私や私の母親が見ることも多いのだが、テンポよく進まないため…

タブレット教育の是非

先日、小学2年生の娘の参観日に行ってきた。 今回はタブレット(iPad)を使用しての授業だったのだが、その授業を見て、タブレット教育に思うところがあったので、ここでまとめておきたいと思う。 前提として、タブレットの活用シーンについてだが、2年生に…

引き渡し訓練という形骸化した行事

先日、娘の小学校で緊急時の引き渡し訓練なるものが行われた。 土曜の午前中に授業があって、昼前に災害があった想定で、親が迎えに行くというもの。 少なくとも私が子どものころにはなかった行事で、おそらくだが、東日本大震災を機に、こういった訓練が行…

子ども手当は、子育て費用の援助なのか、子どもを生んだことに対するごほうびなのか

岸田内閣の「異次元の少子化対策」が話題になっている。 専業主婦の扶養の問題や年収の壁なんかも加わって、税制にまで及んだ議論がいろいろなところで展開されている。 ところで、ちょっと前のことだが、市役所から、あなたは年収が一定以上あるので子ども…

ランニングシューズに見る、目的と手段の逆転現象

ちょっと前にこのブログで、物欲があるのは悪いことでない、ということを書いた。 私は40代半ばだが、まだほしいものがいろいろとあって、それだけまだ若いとも言えるのではないかと思っている。 そんな私が、最近物欲を刺激されているのが、ランニングシュ…

考えたことを書くのか、書くために考えるのか

このブログ、2018年に始めて以来細々と続けているが、ここ2年くらい毎日更新を続けている。 ただ、たいした毎日を送っているわけではないので、毎日毎日書きたいことが思い浮かぶわけでもない。たまには、というかかなりの頻度で何を書こうか悩むことが多い…

あえて手段を目的化する

昨日の記事の続きで、2022年も2ヶ月が終わって、今年立てた目標のここまで振り返りと気づきをまとめておきたい。 私の個人的な目標は以下のとおり。 ・ランニング:月100km以上(あわせて毎月1日平均10,000歩以上) ・腕立て伏せ:毎日100回 ・日記:毎日書…

子どもの服はちょうどいいサイズを買うに限る

12月に入り、寒さも本格化。だいぶ冬と感じるようになってきたが、季節の変わり目には、子どもの新しい服を買いに行くことが多い。先日も6歳の娘と1歳の息子の肌着などをユニクロに買いに行ってきた。 こういったときにいつも迷うのがどのサイズを買うべきか…

目的が2つあると、1つの手段を選びやすい

ちょっとお腹が空いたからコンビニに何か買いに行こうと思うことはよくあるが、それだけではいくのがめんどくさいと思ってしまう。ということはよくないだろうか?(私はよくある) そこに、電気代の振込用紙があると、ついでに支払いもできるし、と重い腰を…

手段の目的化

「手段の目的化」という言葉をはじめて聞いたのは、大学のある講義でだったと思う。講義の内容はきちんと覚えていないが、教室のイメージは頭に残っていて、この概念を知ったときの静かな興奮は確かに記憶に残っている。 手段の目的化の例としてよく挙げられ…