2019-01-01から1年間の記事一覧

年賀状を出すのをやめてみた

今年の年末も、郵便局には多くの車が停まり、ちょっとした渋滞ができている。年賀状の投函のためである。ちょっと前までは私もその列に並んでいたが、今年は(から)年賀状を送るのをやめてみた。 実はけっこう直前まで出すか出さまいか迷っていたのだが、意…

軽減税率って愚策だとは思うけど、これはこれでありなのではないかと思えてきた

今年(2019年)10月、消費税が8%から10%に増税された。間接税の比率が大きくなることは、世界の潮流からしても、公平性の観点からしても当然の流れだと思うので、それ自体にはとくに何の感情もなかった。むしろ、もっと税率を上げてもいいと思うくらいであ…

子どもは「本物」が好き

先日、家族旅行で泊まったホテルで、ちょっとしたプレゼントとして娘に「カードキー」をくれた。カードは3色から選べるようになっており、裏面には自分の名前を書くことができる。そしてそのカードキーは実際に部屋のドアを開けることができる「本物」で、通…

「努力の習慣化」のための「努力の集中化」ー期間限定でブログを毎日更新してみる

以前、こんな記事を書いた。 chikaran.hatenablog.com 努力を習慣化するには、その努力を最小化することと、集中化することがいいのではないか、という内容であった。 「努力の習慣化」を「やりたいけど、なかなかできない、(本当は)やりたくないこと」を…

Amazonで書籍を購入するのだが、丸善がなくなってしまっては困る

もう10年以上も前の話だが、私が東京で勤め人をしていたときは丸の内や日本橋の丸善に行くのが楽しみだった。休みの日やたまに早く帰れる平日などに足繁く丸善に通っていた。入口を入ると、なんだか大きな世界が広がっているような感覚(ミッキー好きな人が…

KindleやAudiobookといったサービスはいかに読まない(聞かない)本を買わせるかがカギなのか?

前の記事「積ん読のコスト」で書いたとおり、KindleやAudiobookといったサービスでセールのときに買うという行為は経済合理的ではない。 chikaran.hatenablog.com 積ん読のコストがゼロだからといってセールのたびに買っていると読まない本であふれかえる。…

積ん読のコスト

この10年以上、毎年書籍は100冊くらい買っている(読んでいるとは限らないけど)。 東京にいるときは休みの日や少し早く帰れた日は丸の内や日本橋の丸善に行くのが楽しみだった。勤め人をしていたときは、「本は迷ったら買え!」の教えのもと、毎月10,000円…

(おぼろげに)わかっていることを、言語化することの重要性

ラグビーワールドカップが終わった。 日本での初開催、日本代表初のベスト8など、話題には事欠かず、当初の想定以上の盛り上がりを見せた1ヶ月だった。 もうだいぶ前の話になるが、以前勤めていた会社には当時ラグビー部があり、同じ部署の同期や後輩が所属…

国鉄民営化に見る、時代はすぐには変わらないが、少しずつ着実に変わっていくということ

国鉄が民営化され、JR各社が発足したのが1987年。それから早くも30年以上が経った。当時、私は小学生だったので、そのニュース自体はもちろん知っていたが、大きな出来事があったんだなと思ったくらいだった。民営化されたとはいえ、駅舎が変わるわけでも、…

DifferentとBetter

昨年末か今年のはじめくらいから聞き始め、完全に習慣化しているインターネットラジオのVoicy。その中でもトップを走り続ける「サウザーラジオ」。 このチャンネルでは、「資本論」と「金持ち父さん貧乏父さん」の2冊を下敷きにして、勤め人(要はサラリーマ…

ディズニーランドのファストパスは、利用者以外の待ち時間も短くしてる?

先日、家族旅行ではじめてディズニーランドに行った。ディズニーシーには行ったことがあるので、東京ディズニーリゾートは2回目である。 前回は詳しい人についていったので問題はなかったのだが、私自身は初心者なので、段取りがわからず、さっそく平日にも…

国内線のフライトに見る、固定費をかけてしまったからといって無駄なサービスはしてないけないという話

先日、家族旅行で飛行機の国内線を利用した。嫁と娘(3歳)と私の3人で利用して、フライト時間は約1時間半だった。 事件は、離陸して高度が安定してきたに起きた。ちょうど、うとうとしてきただったのだが、CAが機内サービスのドリンク提供をはじめたのだっ…

温泉の脱衣所に見るライフスタイルとマナーの変化

最近、娘(3歳)と温泉に行くことが多く、また出張の際には大浴場つきのホテルにするので、公共の温浴施設をよく利用するのだが、脱衣所で身体を拭かずにそのまま出てくる人が多いことに驚くことが多い。外国人が多くなったからか、と思っていたがどうもそう…

夏休みの宿題から考える、無限の時間・有限の時間

今年もそろそろ夏休みが終わる。そこで困るのが夏休みの宿題。 1ヵ月半もあると思ってたのに、気づけばあと少しで夏休みは終わってしまう。なのに、宿題はほとんど手をつけていない、という経験を多くの人がしていると思う。 私自身、いつも夏休みになると、…

敬語の誤用から考える、原則の理解と実際の活用の乖離

会社の会議で管理職から社長である私に対して「(部下に)~していただきました」という報告を受けることがたまにある。 「していただく」は謙譲語であり、詳しくは後述するが、自分(報告した管理職)が社長である筆者に対してへりくだらないといけないと考…

お金と時間の価値を考える

先日、うちの会社の社員から、その社員が活動している劇団のチケットを購入してくれないかと頼まれた。もらったパンフレットを見ると、地元のテレビ局も協賛していることから、けっこうしっかりとした舞台のようだ。 そういうことであれば、と快諾して数枚購…

読書のアウトプットの方法を考える

読書術に関する本を2冊読んで、今後の自分の読書の方法を考えるきっかけになったので、ここにまとめておくことにする。 1冊目は 「遅読家のための読書術」 前からに気になっていて、一度立ち読みはしたことがあるけど、きちんと読んだことなかった同書。Audi…

「シナジーを創り出す」とAudiobook

「7つの習慣」という本がある。言わずと知れたフランクリーコヴィー氏の名著であるが、私はこの本を社会人になったときに、そのときの上司から渡され読んだのが初めてだった。そのときは「まあそれは正論だけどなんかしっくりこないなあ」と思いながら読んだ…

人はタクシーを乗るときに、良いドライバーに当たりたいのか、悪いドライバーを引きたくないのか

タクシーを利用すると、たまに嫌なドライバーに当たり不愉快な思いをすることがある。 私もそういう経験を何度かしたことがあるが、ここ1年くらいで最も不快だったのが、地元の駅のタクシー乗り場から近距離乗ったときのことである。 初乗り料金ほどの近距離…

「やっててよかった公文式」が提供する本質的な価値

娘(3歳)が幼稚園に入ったのを機に、以前から気になっていた公文の無料体験に行ってみた。 自分も幼少のころから公文に通っていたのだが、母親曰く、公文だけは自分でやると言ったらしく、引っ越しを機にやめる中学2年まで継続していた。公文は学年に関係な…

「30日でスキニーデニムの似合う私になる」「30日で白Tシャツの似合う私になる」に見る、努力の集中化と最小化

昨年来、私がよく活用しているスマホアプリが「Voicy」である。 Voicyはインターネットラジオアプリなのだが、この中で「森拓郎の聴くだけでヤセるラジオ」をよく聞いている。 森拓郎氏は、足元から顔までを美しくするボディワーカーとして、運動の枠だけに…

短期の数字が長期の数字をつくる

うちの会社の営業会議での報告で、ある担当の数字が今月明らかに少なかった。 その担当はまだ営業に変わったばかりで、先の月の売上を予見できず、今月大幅にショートしてしまったというわけである。 この事業は短期の営業活動ですぐに受注につながるといっ…

目的が2つあると、1つの手段を選びやすい

ちょっとお腹が空いたからコンビニに何か買いに行こうと思うことはよくあるが、それだけではいくのがめんどくさいと思ってしまう。ということはよくないだろうか?(私はよくある) そこに、電気代の振込用紙があると、ついでに支払いもできるし、と重い腰を…

オーディオブックに向く書籍コンテンツ

最近、audiobook.jpにハマっている。 audiobook.jp 今年に入ってから活用しているのだが、おかげさまで(紙の本も含めて)月10冊ペースを維持できており、10年ぶりに年間100冊が見えてきている。 私の場合、基本的に休日に娘(3歳)と二人でドライブするとき…

オーディオブックが有効なシチュエーション

私の最近に流行りはオーディオブックである。とくに週末、3歳の娘とドライブする際に聴いていて、このおかげで月に10冊は本が読める(聞ける)。 なので、よくAudiobook.jpのサイトに行っては、セール中の書籍を買い漁っている。Kindleでも興味があって安く…

ググったらわかることは覚える必要がないのか

よく、ググったらわかることは覚える必要がない、と言われる。 若かりしころの私は、たしかにそのとおりだと思って、そんな細かいこと覚えておく必要なし、とやっていた。統計的な数字とか年代とか、他社の状況とか、いちいち覚えておかなくてもいいやと思っ…

制約をテコにする

独身のころはいくらでも時間はあるという感覚だった。 好きなときに本を読めるし、走りにいくのも自由、夜も遅くまで起きていた。 それが一転、結婚して子どもが生まれてからは、途端に自分の時間は取りづらくなった。 とくに娘が生まれたばかりのころは嫁も…

年賀状に見る「勝者のゲームと敗者のゲーム」

もう1月も終わろうしているが、地元のラウンジから来た年賀状がちょっと話題になっている。 そこのママがモデルになっていてかなり目立つ年賀状だった。 そのママも最初はその年賀状を出すことに躊躇したとのことだが、結果としては最近来なかった客も久しぶ…

気力の弾は1日1個という話

最近、Voicyというサービスをよく活用している。いわゆるインターネットラジオで、多くのパーソナリティーがこのサービス上でラジオ番組を配信している。 車で移動中に聞いたり、頭を使わなくてもいい作業中なんかに聞いたりして、時間を潰すだけでなく、い…

インフルエンザに見る決定論と確率論

この時期になると、インフルエンザに罹患する人が増えてくる。 今シーズンからは、うちの会社ではインフルエンザ予防接種の費用を負担することにしたが、それでも受けない人は受けない。 その理由を聞くと、「受けなくてもかからない」と「受けてもかかる」…