気力の弾は1日1個という話

最近、Voicyというサービスをよく活用している。いわゆるインターネットラジオで、多くのパーソナリティーがこのサービス上でラジオ番組を配信している。
車で移動中に聞いたり、頭を使わなくてもいい作業中なんかに聞いたりして、時間を潰すだけでなく、いろいろな学びを得ており、音声メディアの可能性に気づき出した今日このごろ。
その中でも一番よく聞いていて面白いのが、「サウザーラジオ」である。
このラジオをメインメッセージは「商品をもって、勤め人を卒業しよう!」で、「資本論」と「金持ち父さん貧乏父さん」の2冊を下敷きにして、勤め人(要はサラリーマン)のもっている商品は「労働力」だけで、これを切り売りしているうちは自由になれないから、そこから脱する(時間やお金から自由になる)ためには「(他とは違う)商品をもとう」と説いている。
 
そんなサウザーラジオのある回で、「気力の弾(集中できる時間のこと)は1日1個しかないので他人(どうでもいい話)に使うのではなく、自分の資産になることに使いましょう」という話が出ていた。
 
この話を聞いて、ほんと1日に集中できる時間は限られているな、と実感した。
そして、この気力の弾という集中できる時間は、年々減ってきているなとも思った。
学生のころはいくら議論しても問題なかったのが、最近は1~2時間本気で議論するとエネルギーが切れるのが自分でもよくわかる。
 
また、二日酔いのときなどは、気力の弾が1日1個もない、なんてこともしばしばである。前の日の飲み会に次の日の気力の弾を使ってしまうのである。
そんな日は、今日一日何か成果出したかな?と振り返ってみると、結果何もやっていないのと同じなんてこともある。
それでもその飲み会が何かしら有意義なものであればまだいいが、そうでないときはほんといただけない。飲み会への参加は自分の意志で決めたいものである(そしてまわりに無理強いしないことも)。
 
ということで、気力の弾という名の集中力は有限なもので、これからどんどん減っていくんだなということ、そしてそれをどこに使うのか自分で意思を持って決めることの重要性に改めて気づかせてくれたサウザーラジオ第44話でした。