考えたことを書くのか、書くために考えるのか

このブログ、2018年に始めて以来細々と続けているが、ここ2年くらい毎日更新を続けている。
ただ、たいした毎日を送っているわけではないので、毎日毎日書きたいことが思い浮かぶわけでもない。たまには、というかかなりの頻度で何を書こうか悩むことが多い。
もともと、経営について考えたことや読んだ本についてまとめたいと思ってはじめたブログなのだが、毎日更新をはじめてからは、書くために(半ば無理やり)考えることも多い。
ここだけ取り上げれば、手段の目的化とも言える。
 
ただ一方で、書くために無理やり考えることで面白いアイデアが思いつくこともあるし、書くことによって次のテーマやネタが見つかることも多い。
無理矢理にでも考えて手を動かすことで、考えを整理できるし、書きたいことが数珠つなぎで出てきたりしている。
そういう側面から見ると、鶏がさきか卵がさきかの議論とも言える。
 
アウトプットを意識したインプットではないと意味がない、とよく言われるが、何か書き残そうと思うからこそ、解像度を上げてインプットしようという心持ちになるということなのだろう。
私の場合も、書くことを意識することで、これまで見過ごしがちだったことに焦点を当てて考えることが多い。
 
とはいえ、それでも書くことがない日も多い。
そんなときはお茶を濁すようなテーマで書くことになる。
それでも書くことで、次の日も継続できる。その日、どうしても各テーマがないからといって書くのを止めてしまうと、おそらく次の日以降も、ネタがなければ書かなくていいやとなり、次第に更新頻度も下がってしまうであろう。
 
読者もほとんどいないブログなので、それで誰かが困るとか悲しむということもないのだが、書いているほうからするとせっかく継続してきたことが止まってしまうのはちょっとやるせない。
だから、ネタがないときもどうにか振り絞って書いているのだが、これはこれでいいのかなと思っている。
 
継続が大事なのか、思考の整理が大事なのか、よくわからないが、とりあえずその両面が成り立っていると思ううちは、細々とこのブログを継続していきたいと、ぼんやり思った次第である。
 
ということで、書くことが思い浮かばなかったので、お茶を濁してみたどうにか振り絞って書いてみた、という話でした。