毎日更新という手段の目的化

先日、このブログの毎日更新が1,000日を超えた。
2020年の年末からコツコツと更新を続けて3年弱。思えば、最初のころは日付が変わるギリギリになっての更新もよくあり大変だったが、途中からは習慣化できており、それほど苦もなく更新ができるようになってきた。
 
今後は10,000日目指してがんばります!と言いたいところだが、最近この毎日更新を続けることがいいことなのかどうかわからなってきている。
というのも、ブログ更新を優先させるがあまり、他の大事なことの優先順位が下がってしまうことがよくあるからである。
 
ブログ更新がかなり習慣化できた今でも、ブログのテーマが思いつかずになかなか筆が進まないことはよくあるし、ここ最近はコロナ明けで会食も増えてきており、書く時間自体を取るのが難しくなっている。
そのため、睡眠時間を削ってでも更新しないといけないと思うこともあるし、読みたい本があっても読まずにブログを書くし、なんなら仕事を後回しにしてしまうこともあったりする。
 
こうなると、何のために毎日更新をしているかわからなくなってくる。
もともと、ブログをはじめたきっかけは、自分の日々の考えをまとめておくこと。仕事の中で考えたこと、本を読んで考えたことを整理して記録しておきたいと思ってはじめたことだった。
ただ、1つの記事にまとめるという作業はなかなか億劫で、考えてまとめておきたいということがあっても、なかなか進まないということがあり、それだったら習慣化させるべく、毎日更新に行き着いたわけである。
 
しかし、毎日更新が続くと、それが目的化してしまう。
考えてまとめておきたいから書くという目的から、書くことが、毎日更新することが目的に変わって、何を書こうか探すようになる。これ自体は決して悪いことではないが、書くことを優先されるあまり、他のことの優先順位が下がってしまうのはいかがなものかと感じている次第。
まさに手段の目的化の典型例と言っていいだろう。
 
ただ、ここまでわかっていても毎日更新というのは中毒性のあるもので、いったん記録が積み重なると、いつやめていいのかわからなくなってしまう。
満身創痍になっても、連続試合出場を続けるプロ野球選手の気持ちが少しわかったりする(ちょっと大げさか)。
 
1,000日という区切りでその毎日更新をやめるのがいいかもしれないが、まだ気持ちに整理がついていない。
今年の年末くらいまでは続けてみて、来年から毎日更新にこだわらない、ということで行こうかと思っているが、もう少し考えてみたいと思う。
 
ということで、毎日更新をやめていいのかどうかわからなくなっている、という話でした。

 

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