年末年始の目標で読んだ3冊の本

1月の3連休も終わり、いよいよ通常モードになってきた感じ。
うちの会社は5日が仕事始めで全社会議もあったし、8日も出勤日だったので、お休み感はもう抜けていたのだが、世間的には今日9日から仕事が始まるという感覚の人も多いのではないだろうか。
 
さて、この年末年始だが、個人的に3冊の本を読むという目標を設定して過ごした。休みに入る12月30日から1月7日までの期間で3冊読むという目標。
結果としては、ちょうど3冊読む終えることができた。細かいところを言うと、7日まででなく8日に読み終わったこと、3冊中2冊はAudiobookだったことがあるが、まあ良しとしたい。
 
今回読んだのは以下の3冊
頭のいい人が話す前に考えていること
こちらはAudiobookで。
うちの会社では、管理職に毎月1冊課題図書を出しているのだが、今回がこの本。いつもは私が読んだ本から選んでいるのだが、今回は2023年のビジネス書No.1ということで、まだ読んでいないがこの本を選んでみた。私も読んでいなかったので、大掃除や年末の買い物といっしょにAudiobookで聞きながら作業をした。
感想としては自己啓発本として、奇をてらったところもなく非常にオーソドックスな内容。前半に原理原則を説明して、後半で少し具体的な内容で、ビジネスマン全般に勧められる内容ではないだろうか。
一方で、新たな発見というか、こういう視点もあるか、といった驚きは少なかったか。まあ、シンプルにいい本だとは思った。
 
こちらもAudiobookで。
最近、伊藤忠関連の企業との取り引きが増えてきたこともあって、前から同書は気になっていたが、手をつけることができなかった本。たまたま、Audiobookでセールをやっていたのでちょうどいいと思い購入。年始に聞いた。
伊藤忠商事の歴史が俯瞰でき、現社長の岡藤社長の施策や今後のビジネス展望など、伊藤忠商事とそのグループの過去・現在・未来を理解できる内容。
商社のビジネスは、全体としてどうなっているか、社外からはよくわからないところがあるが(もしかすると社内でも)、時間軸と事業の広さの両面で全体感を把握することができた。
また、三菱商事三井物産との比較などもあり、総合商社の概観も理解でき、よかったか。
 
こちらはKindleで読了。
同じ著者である岡田尊司氏の「発達障害「グレーゾーン」」の続編のような内容。当著者の「愛着障害」も以前読んでことがある。
全体的に、発達障害のグレーゾーンの人向けの指南書のように書かれているが、グレーゾーンの人に限らず、(ほぼ)すべての人に向けた人生の処世術というか、メンタルケアというか、生き方レッスンという内容。「グレーゾーンの人は~」という表現が多かったが、ここをすべての人は~に変えてもぜんぜん普通に読める。
そういう意味では読み手が幅広いとも言えるし、一方でグレーゾーンの人たちはそれがうまくいかないから困っている、ということになってしまいそう。
また、「発達障害「グレーゾーン」」では、発達障害やそのグレーゾーンを分類して説明があり、それがわかりやすかったのに、この本ではその分類に当てはめずに、グレーゾーンの一般論として論が展開される。こういう特性のある人はこういう方法がある、という内容を期待していたので、そこは期待外れ。
愛着障害」もそうだったが、医学的見地からというよりも、著者の臨床医というしての経験から書かれている内容が多く、エッセイ集的な構成のように思えた。
とはいえ、参考になる部分もあったので、そういったところを今後の子育てに活かしていきたい。
 
今年は毎月5冊の本を読む(or聴く)と目標を設定したのだが、その勢いをつけるという意味では、年末年始で3冊読み(聴き)終えることができたのはよかった。
これを継続して、読書習慣を取り戻したいと思う。
 
ということで、年末年始の目標の振り返りと読んだ本の感想でした。