出張でUSJ近くのホテルを利用する

このコロナ禍の2年半、感染状況を見ながらではあるが、それなりに出張に出てきた。
当初から、会食さえなければ、出張や取引先の訪問自体での感染リスクは相当低いとわかっていたので、タイミングを見計らって出張に出ていた。振り返ってみると出張の数はそれほど減らなかった。
 
ただ、コロナ下での出張は会食が少ないため、多少立地が悪くても、ホテルでの滞在も充実させようと、風呂やサウナなどの施設がいいホテルを選ぶようになった。
そういった視点でホテルを選ぶようになると、これまで選択肢に入らなかった地域やホテルも候補に入ってくる。
例えば大阪。これまで出張の際は新大阪近辺のホテルを利用することが多かったのだが、梅田や難波方面も見てみたいと思い、ここ数年大阪中心部の利用も増えていたのだが、上述のとおり幅広くホテルを探すようになって、USJ付近も選択肢に入ってきた。
 
これはコロナ禍以前からそうだったのかもしれないが、宿泊予約サイトで検索すると、USJ付近のリゾートホテルでも、平日であれば価格は1泊10,000円以下。かなり手頃にに泊まれるのである。
地図で確認してみると、中心部からも遠くない。東京駅と東京ディズニーランドの距離と同じくらいと思っていたが、USJは梅田からも15分とだいぶ近いのである。
しかも、展示会視察という目的であれば、展示会会場として活用されることが多いインテックス大阪に行くのに、多少回り道をしないといけないのだが、それでも電車の接続が良ければ30分強で行ける。これは梅田から行くのとあまり差はない。タクシーを使えば20分程度で行ける。
 
ということで、2021年9月の出張の際、このときは展示会視察がメインで会食もまだなかったので、はじめてUSJ近くのホテルを利用してみた。
 
で、実際に使ってみると、想像以上に快適だった。
当初の想定通り、大阪中心部に行くにも、展示会のインテックス大阪に行くにも、30分圏内で、思ってた以上に近かった。本数は15分に1本程度で少ないが、時刻をきちんと確認しておけば問題ない。
さらには、この付近のホテルは基本リゾートホテルなので部屋も広い。平日であれば価格もお手頃ということで、なんでこれまで選択肢に入れていなかったのか後悔したくらいである。
 
懸念点があるとすると、荷物の振り回しが少し面倒くさいことくらいか。出張最終日にホテルに荷物を預けると取りに行くのが面倒なので、どこかターミナル駅のコインロッカーに入れておく必要があるが、懸念点と言ってもそのくらいのことである。
 
と、こんな感じで、USJ付近は中心地からも近く、ビジネスユースでの活用はオススメである。他の地域でも同様にリゾートホテルのビジネスユースができないか、探してみたいと思う。
 
ということで、ちょっと視点を広げてみると選択肢は広がる、という話でした。

ブログ記事の在庫の弊害

今年のGWはブログの記事を毎日2つずつ書くと決めてやってみた。
結果としては、GW10日間中、1日だけ体調が優れず書けなかったのだが、それ以外は2つの記事を書き、めでたく在庫もかなりたまり、そこから余裕をもって毎日更新ができると思っていた。
 
しかし、その書き溜めた在庫は、GW後2週間であっという間に底を尽きてしまった。
在庫がなくなっただけならいいのだが、その後その後遺症に悩まされている。
GW前までは、前日までに記事を書いて、毎朝7時に予約投稿するという流れができていたのだが、在庫が切れて以来、その流れが完全に崩れてしまったのである。
 
このブログ、毎日更新をはじめたのが、2020年12月。
最初は毎日更新と言ってもなかなかペースをつかめず、その日の終わり24時前にどうにか更新という日も多かったが、その後続けていくうちに、1つの記事にかける時間も短くなっていき、ペースをつかんでからは、ギリギリでの更新は少なくなり、2021年後半あたりからは毎朝更新することができるようになっていた。
今年に入ったあたりからは、余裕をもった更新ができるようになり、いいペースで続けることができていた。
 
しかし、GW後に在庫に頼るようになってから更新タイミングがバラバラになってしまった。実はこの記事も、当日24時前ギリギリに焦りながら書いていたりする。
在庫頼りの2週間ですっかりペースが狂ってしまったわけである。
調子が狂っても、すぐに戻すことができるだろうと思っていたが、すでにGWが終わってから1ヶ月が経っており、思いの外後遺症に悩まされている。
 
GW前までは、前日までに次の日に更新する記事を書いていたのだが、最近では書くのは当日でもいいやとなり、ここ数日を過ごしている。
こうなると、ブログの記事を書いたかどうかが気になり、書いていないと何かテーマを見つけないと、と焦ることなる。
時間がないから、書きたいことよりも書きやすいものが優先されてしまい、本末転倒である。
 
では、どうすれば、また毎朝更新に戻すことができるのか。
解決策は、1週間「だけ」毎朝更新を続けること、である。
いつもの「努力の集中化」である。1週間であれば、どうにか根性で乗り切れるし、1週間続けばそこから巡航速度に戻すことができる(はずである)。
 
そうと決まればやるだけなので、とりあえずここから1週間で元のペースに戻すべく、取り組んでいきたいと思う。
 
ということで、ブログの過剰在庫の弊害は、予想以上に長引いている、という話でした。
 

ワンオペ日帰り旅行は、車と新幹線どちらがいいか

先週末、娘(小学1年生)と息子(1歳9ヶ月)を連れて、日帰りで四国・岡山に行ってきた。主に新幹線を使った移動だったが、朝早く出かけて帰りが21時過ぎという、なかなかのハードスケジュールで、かなり疲れた。
 
その2週間前、同じく子どもを連れて、こちらは車で移動して、これまた四国にちょっとかかるしまなみ海道まで行ってきた。なんだかんだで10時間程度は車移動でこちらもかなりの疲れになった。
 
さらにその1週間前には、子どもたちを連れて、新幹線で福岡に行ってみたりもしており、この1ヶ月以内に、車と新幹線のぞれぞれで、子ども二人を連れた日帰り旅行を何度か敢行している。
車と新幹線(などの公共交通機関)の両方をやってみたのだが、ここではどちらのほうがいいか、ちょっと整理してみたい。
 
上述した日帰り旅行は、どれも日帰りで行くにはかなりギリギリの場所で、それ以上遠くなるとその日のうちに帰ってくるのは難しいくらいの距離にある。
よって、車で行こうと思うと少なくとも片道は3時間、新幹線だと1時間くらいといったところだろうか。
 
新幹線のメリットは、移動が早いということと、運転の疲れがないという2つ。
一方のデメリットは、電車内などで小さい子どもが騒ぎ出すリスクと、歩く距離が増えて疲れるということになる。
 
車のメリット・デメリットは、この逆で、メリットは子どもが少々騒いでも問題ないことと、歩く距離が少なくて済むということ。
デメリットは、移動に時間がかかるということと、運転が思いの外疲れるということ。
 
車だと荷物が少々多くてもいいというメリット(逆に新幹線のデメリット)があるが、これはバックパック導入することによって、正直あまり気にならなくなった。
このメリット・デメリットを勘案して、どちらがよりマシかということになるのだが、振り返ってみると、私の場合は車の運転が疲れるというデメリットが大きいと感じている。
先日行った、車での日帰り旅行は、ほぼ運転していたと言っていいほど、運転時間がかなり長かったということもあるので、一概には言えないが、まだ子ども(下の息子)が小さいということもあって、車の中を歩き回るので、その対応で気を使ったこともあり、疲れが半端なかった。
 
それに対して、新幹線は1時間程度であれば、どうにかおとなしくしてくれるし、ぐずりだしたらデッキに行ってあやせばいいので、体力的には少々きついのだが、どうにか対処できるといった安心感がある。
 
まあ無理して遠くまで行く必要もないだが、今後は車では長時間運転にならない範囲で出かけたいし、新幹線での旅行は少しずつ距離を伸ばしていきたいなと思った次第である。
 
ということで、子どもを連れてのワンオペ旅行は、車でも新幹線でも大変だった、という話でした。

新型コロナの出口が見えてきたか

このブログの昨日の記事で、新幹線の乗車率が高く、コロナ前(むしろ反動でそれ以上)まで戻ってきたような印象がある、ということを書いた。
 
データを見てみると、足元2022年6月上旬の全国の新規感染者数は、昨年2021年8月の第5波のピークと同じかちょっと少ないくらいの数字である。
そう考えるとなかなかの水準かと思うが、医療キャパシティの逼迫というニュースも見ない。そして、巷では多くの人出が見られており、世間的にはコロナは明けたという感じである。
 
これらを総合すると、3回目のワクチン接種が効いてきているとみて間違いないだろう。
現状、3回目のワクチン接種は60%弱で7500万人。
2回目までの接種では、6000万人を超えた8月末あたりから急速に感染者数が少なくなり、8000万人を超えた9月末ではかなり低い水準に抑えられていた。
2022年6月現在の状況を見ると、新規感染者数の水準は下げきったとは言えず、ワクチンの効果としては、感染予防効果はそれほど高くないものの、重症化予防効果はかなり高いと考えるのが妥当であると思う。重症化予防効果によって、重症化率や死亡率という点ではかなり低く抑えられているようで、医療キャパシティの余裕につながっているものと思われる。
 
私は常々、医療キャパシティの逼迫度をマクロの政策に判断基準にすべきだと考えており、感染者数が多くても、医療キャパシティに余裕があるのであれば、行動の制限は緩和されるべきだと思っている。
そうなると、今後厄介な変異株が出てこないという前提にはなるが、オミクロンレベルで推移をするのであれば、継続的なワクチン接種とあわせて、元の生活に戻ってくることが期待できる。
日本人の国民性や政治システムを考えると、一気に緩和の方向には進まないと思うが、徐々にそちらの方向に進んでいくだろう。
 
その際、問題になるのは、濃厚接触者や無症状感染者の扱い。
これらは一気に方向転換とはならず、段階的に緩和になると思われるが、企業や学校での判断のルールは都度変更が求められると思われる。
いずれインフルエンザと同等のルールでの運用になると思われるが、そういったガイドが示されるのは冬前くらいだろうか。
この間、ミクロレベルでは、就業や就学に関するトラブルが出てくると思われるが、それらを越えて、完全に来年くらいから日常が戻ってくることを期待したいところである。
 
ということで、そろそろコロナの出口が見えてきた、という話でした。

新幹線乗車率の定点観測-2022年6月上旬

先日、娘(小学1年生)と息子(1歳9ヶ月)を連れて、日帰りで香川と岡山に行ってきた。
朝早く出て、夜帰ったのは21時過ぎで、なかなかの強行軍だったが、1日で2日分くらい楽しめた感じでちょっとお得な感じもした。
 
さて、今回は車ではなく、新幹線と在来線と使っての移動だったので、毎度おなじみ新幹線の乗車率をメモしておきたいと思う。
 
今回乗った新幹線は、土曜日の午前中の山陽新幹線上りののぞみ。
最寄りの駅についてホームに上がると、その時点で人が多くてビックリ。指定席の予約は直前に行ったのだが、スムーズにできたので、こんなに混んでいるとは思わなかった。
 
新幹線の乗車率自体もかなり高く、見た感じだいたい70~80%くらいだろうか。
いつも書いているが、新幹線の普通車は、1列が3人席と2人席なので5人。
3人席に2人、2人席に1人座っていればこれで60%だが、60%だとけっこう人が多い印象になる。
乗車率が80%となると、2人席が埋まっているということなので、見た感じは定員いっぱいという印象になる。
100%となると、それこそ盆や正月の新幹線といった感じで、ごった返してるという印象になる。
 
ということで、70~80%というのはかなり混んでいる印象で、とくに連休でもない土曜日にこれだけ多くの人が乗っているというのは、(コロナの反動もあるだろうが)かなり元に戻っていると感じたわけである。
 
全国のコロナ新規感染者数を確認すると、下降傾向にあるのは間違いないが、絶対数を見るとまだまだ多い状況である。
一方で、Twitterでフォローしている感染症医のツイートなどを見ると、医療キャパシティが切迫していることなはなく、逆にコロナ病床は空いている状況にあるようである。
これらの状況を総合的に勘案すると、3回目のワクチンが効いていて、オミクロンにおける感染予防効果はそれほど高くないが、重症化予防効果はかなり高いと見ていいのだろう。
今後も追加接種で重症化予防効果が保てるという前提に立つのであれば、変異株の出現にもよるが、コロナも普通の風邪(インフルエンザ程度)になりつつあると考えて良さそうである。
 
一方で、新幹線の乗車率は、一般の人のコロナに対する感覚が反映される指標だと思っているので、こちらももうしばらくチェックを続けてみようと思う。
 
ということで、コロナは明けたと思っている人が、私が思っている以上に多そうだ、という話でした。

STEPNとイノベーター理論

ここ2回、携帯やスマホの普及具合をイノベーター理論を使って考察してみた。
改めて、イノベーター理論ってなかなか使い勝手のいい理論だなと思ったわけだが、そういえば最近この理論をつかった事例があったことを思い出したので、ここでそれを紹介しておきたい。
 
それはSTEPNというWeb3のサービスを利用するかどうかの判断に関して。
STEPNというサービスは、一言で言えば、ブロックチェーン技術を活用した、歩いたり走ったりすることでお金を稼げるゲーム。
 
この手のサービスに参入するにはなるべく早いほうがいいと言われているが、自分が参入するタイミングが、イノベーター理論どのタイミングなのかを考えてみたというわけである。
 
改めて、イノベーター理論について振り返っておくと、新しい製品・サービスの市場への普及率を表すためのマーケティング理論で、製品・サービスの普及の過程を以下の5つの層に分類する。それぞれの比率も以下のとおりである。
 
イノベーター理論の5分類
・イノベーター:2.5%
・アーリーマジョリティ:34%
・レイトマジョリティ:34%
・ラガード:16%
 
私がこのサービスを使い始めたのが今年2022年の4月中旬。このときのユーザー数がおよそ10万人だった。
ここからは完全に私の感覚の話になるのだが、このSTEPNというサービスまだまだ伸びる余地があると感じた。
仮に最終的に100万ユーザーが集まるサービスであれば、私はアーリーアダプターに属することになるし、1000万人が集まるサービスであればイノベーターに属することになるのだが、100万程度では終わりにはならず、少なくとも1000万ユーザーには到達するだろうと予想し、それであれば初期の参入になると思ったわけである。
 
実際、この6月初旬現在でユーザー数は60万人超。運営サイドは6月末までに100万人を目指すと表明しているらしいが、十分到達可能な数字かと思うし、少なくとも運営サイドはここは通過点と見ているのは間違いない。
仮に1000万ユーザーを集めるサービスであれば、現時点で6%程度。今はじめてもアーリーアダプターに分類される。個人的にはそれ以上のユーザーを集めるサービスになると思っているが、どうなるだろうか。
 
もちろん、参入タイミングというのは、サービスを利用するかどうかを判断するための材料の1つに過ぎないが、それでも有効な材料にはなると思う。
何かサービスに利用しようと思ったときには、イノベーター理論を活用して、自分が参入するタイミングを意識をしてみるのは悪くないと思った次第である。
 
ということで、イノベーター理論は応用範囲がけっこう広いと思った、という話でした。

携帯やスマホが普及しきるまでの期間

昨日の記事で、イノベーター理論における、とある製品・サービスにおける自分の導入タイミングを意識してみるといいということを書いた。
私自身は、こういった新しい機器に対しては、おそらくアーリーアダプターで、イノベーターほど感度は高くないが、市場や製品の動向を見ながら、比較的早い段階で導入するタイプの人間だと認識している。
 
ところで。私の両親、とくに母親はこういった新しい機器に関する興味関心がかなり薄い。
保守的だし、新しいものを導入して混乱するのが嫌らしい。
携帯も頑なに持たなかったし、スマホにもなかなか変えなかった。
この製品分野において、明らかにラガードに分類される人で、うちの母親が導入した時点ではほぼその製品が市場に行き渡ったと思っていいと考えている。
 
そんな母親が携帯を持ち出したのは、ハッキリとは覚えていないのだが、たしか00年代後半だったと思う。
別に携帯があっても困らないとか言いながら、導入を拒んでいたのだが、いざもつとそれはそれでうまく活用はしていた。ただ、新しい機種などにはまったく興味がなく、いかに1つの携帯を長持ちさせるかに心血を注いでいた。
さらに、そこから年月が流れ、私の母親がスマホに切り替えたのが、昨年2021年である。
こちらも、別になくても困らないとか、新しいものは持ちたくないとか、いろいろ理由をつけてスマホへの変更を拒んでいたが、さすがにそれまでもっていたものが古くなり、さらにはガラケーの機種も少なくなったのか、スマホに変えていた。
ここでも、実際に変えてみれば、適応しているようで、とくに不満なく使いこなしているようである。
 
さて、こんな感じで、携帯市場においてはラガードに分類されるであろう私の母親が携帯やスマホを導入したのが、2010年(よりちょっと前くらい)と2021年。
携帯が普及し始めたのが1995年ころからとすると、ラガードであるうちの母親が導入するまで10~15年くらい。
スマホ(初代iPhone)が発売されたのが2007年なので、ラガードであるうちの母親が導入までは14年くらいかかっている。
そう考えると、携帯やスマホといった、最先端機器が普及し切るのには、だいたい15年近くかかるということがわかる。
 
だから何だというわけではないが、こういった全国民に普及するといっていい製品・サービスもこのくらいの年月がかかるということは頭に入れておいてもいいかもしれない。
さらに細かく見れば、アーリーマジョリティ層に普及するまでの時間と、レイトマジョリティ層までに普及する時間、ラガード層までに普及する時間も、それぞれ大きく異なるのかもしれない。
そんなところまで観察できると、自分自身がビジネスを展開する上で、参考になるデータが集められるかもしれないので、イノベーター理論はちょっと頭に入れておいて、意識していろいろなところで応用してみたいと思った次第である。
 
ということで、携帯やスマホといったサービスも、普及しきるまでにはそこそこの時間がかかる、という話でした。