STEPNはじめてみた

ここ最近のバズワードとして、Web3やNFTといった言葉が挙げられる。
こういった新しい技術のトレンドは、今の仕事には直接関係ないのだが、ある程度は理解しておきたいとも思っている。
大学時代からインターネット関連の環境にはそこそこ近いところにいたつもりなので、新しい技術に対してもアレルギーはないし、興味関心のほうが大きい。
 
一方で、それを使ってなにかするとなると、変に潔癖なところがあり、しっかりと理解してからやりたいと思ってしまうので、どうしても後回しになってしまう。
仮想通貨あたりも興味関心がないわけではないが、とりあえず触れずにここまできた。
4~5年前くらいにちょっと勉強してみたので、少しかじっておけばよかったなと後悔もしているのだが、そのときは気持ちの余裕もなくスルーしていた。
 
そんな私だが、先日Voicyで、朝倉祐介氏のVoicy「論語と算盤と私とボイシー」の「どうでもいい話」というコーナーで、STEPNというNFTのゲームが紹介されていて、直観的にこれは面白そうと思った。
 
このSTEPN、詳細はいろいろなところで紹介されているので割愛するが、一言で言えば、歩いたり走ったりすることでお金を稼げるゲーム。
稼げるといっても、ゲーム内で使用するスニーカーのNFTを購入して、その上で歩くと、ゲーム内の仮想通貨がもらえるというもの。もちろん、これを法定通貨に交換することもできる。
 
これまでこの類のものには手を出してこなかったのだが、これはやってみようと思い、そこから動画やテキストでこのゲームの内容を調べまくって、概要はだいたい理解して、さっそくはじめてみることにした。
いわゆる仮想通貨を使ったゲームなので、リスクは多分にあるのだが、それでも今回はじめてみようと思った理由は3つ。
 
1つ目は、今の自分のライフスタイルと相性がいいから。
まずはなんといってもこれが大きい。ここ最近、私は時間を見つけて走るようにしているし、通勤もできるだけ歩くようにしている。そうした生活のなかの行動と相性がいいゲームであるということが、はじめてみるきっかけの最大の理由。普段の生活を変えずに(多少)稼げるかもしれないという下心と、このゲームによって走ったり歩いたりといった行動を加速できるかもしれないという思いとで、これはやってみようと思った。
 
2つ目は、Web3やNFTといったものを実際に体験してみたいと思ったから。
上述したとおり、私は新しいテクノロジーに興味関心がある一方で、よくよく理解してからでないと何かをはじめることができない性格だと自覚している。勉強する時間がないので、結局スルーしてしまうことが多いのだが、今回は1つ目の理由から強い興味関心をもったので、実際に体験するにはちょうどいい機会だと感じた。
実際触れてみることでより深く理解できるのは間違いなく、相場性のあるもののリスクと可能性を、実感をもって理解できている感覚がある。
 
3つ目は、このゲームの今後の可能性とリスクをだいたい理解できたから。
このNFTという技術を使った、歩いて稼げるゲーム。これだけ聞いたらかなり怪しい。
ただ、全体のスキームを把握すると、そのリスクはどの程度のものかはだいたい把握できた。
1番のリスクは、このゲーム自体が何かしら理由(規制が入るなど)で閉じられてしまうというもの。次に挙げられるリスクは、ゲームへの参加者の増加が鈍り、減少に転じることで、ゲーム内の仮想通貨の価値が下がってしまうこと。
1番目のリスクについては何とも言えないが、こうなったら仕方ないと覚悟するしかない。一方で、2番目のリスクについては、昨今のランニングブームを考えると、短期間でピークが来るとは考えにくく、また相場自体がゲームの新規参加者の増加によって上がっていることも考えると、やるなら早いほうがいいだろうと判断した。
 
仮想通貨を利用したゲームなので、相場の上げ下げのリスクはどこまでもつきまとうが、走ったり歩いたりすることで得られるゲーム内の仮想通貨は安定して入ってくることが見込まれるので、ゲームが続く限りはそこまでのリスクはないだろうと感じている。
 
とはいえ、仮想通貨を使ったゲームということでリスクは十分に注意しておかないといけない。リスクをきちんと理解でき、そのリスクをコントロールできる人でないと、軽々には勧められないなと感じている。
 
私自身、それなりの額を(もちろん仮にすべてなくなっても生活には支障がない範囲で)このゲームに投入してみたので、うまく活用して、日ごろの運動を加速できればいいなと思っている今日このごろである。
 
ということで、STEPNをはじめた理由についてまとめてみた、という話でした。