好奇心の薄い子どもに教えるのは難しい

先日、娘(小学2年生)の公文の講師との面談に行ってきた。
うちの娘は公文で英語をやっているのだが、どうも進歩があるようには見えないので、その点について相談してみた。
 
公文の英語は最初のうちは文法から入るのではなく、いろいろな文に触れるようできていて、文法は後から学ぶようになっているとのこと。
できる子は、それでもいろいろな文に触れることで、文の構造のルールを理解して、そこに別の単語を入れれば違う文ができるということを、潜在意識の中でなんとなく理解していくのだと思う。
うちの娘はそのレベルには遠く及ばず、せめてそこに出てくる単語だけでも覚えてくれればいいのだが、これもままならない状況。
例文を見ればどうにか宿題はこなすことができるのだが、1つひとつ積み上がっている感じがしないので、その点を先生に相談したというわけである。
それに対しては、都度単語などの理解度を確認するなど工夫してみると言ってもらったので、もう少し様子を見てみようと思っている。
 
ところで、この面談の中で、ふと野球のルールを興味関心のない人におしえるのは難しい、ということを思い出した。
野球のルールを知らない人におしえようと思っても、けっこう構造が複雑で、1からルールをおしえるのは難しいということをこのブログでも書いた。
野球に興味をもった人(子ども)が試合を見ながら、疑問に思ったことを質問して、それに答える形で徐々にルールを覚えていくのが一般的で、まっさらの状態にルールを説明してもなかなか頭に入らない。
具体例をもとに抽象化されたルールをおしえるのは比較的簡単なのだが、最初から抽象化されたルールをおしえることは難しい。
 
子どもの学びもこれと同じで、一般的には具体→抽象の順なので、子どもの中で具体に興味関心が薄いと勉強をさせても、なかなか進歩は見られない。
うちの娘の場合、国語・算数・英語といった教科の基礎的な部分に関する興味関心が薄いので、そこから抽象化した概念をおしえるのに苦労している今日このごろ。
具体の勉強を繰り返していくうちに、何かしらの気づきや興味が出てくればいいのだが、さてどうなるだろうか。
 
ということで、興味関心の薄いことをおしえるのは難しい、という話でした。