早いを優先させるべきか、歩くを優先させるべきか

娘が小学校に入学して、1年が経とうとしている。
いろいろと問題を抱えながらも、どうにか1年生を終えることができそうである。ただ、正直なところ、学力的にはまだまだ下位クラス、生活面においても遅れがあるようである。
2学期終わりの保護者面談でも、朝の準備に時間がかかっているので、できるだけ早く学校に来て、余裕をもって準備できるようにしてほしい、と先生に言われたりもしている。
 
そんなこともあって、朝の登校時間については気にかけており、できるだけは早い時間に家を出るように心がけている。
ただ、日によっては、ちょっと遅れたりときもあり、バラつきもあったりもしている。
 
そんな中、先月私が出張のときに、朝の送りを実家の両親にお願いすることがあった。
この期間は、私の父親(娘からみるとおじいちゃん)が車で送ってくれたので、1週間毎日早い時間に登校することができた。
すると、連絡帳で先生から、登校時間が早く朝の準備をしっかりできています、というコメントが書かれていた。
先生からすると、私の出張やおじいちゃんの送迎は知らないのだが、私からすると早い時間に学校に来るようプレッシャーをかけられている気分になった。
 
私はこれまで、娘の登校については、登校時間よりもきちんと毎日歩いて登校することを優先させて、多少遅くても歩いて行かせるようにしてきた。
マイペースな娘は遅い出発になっても気にせずに、いつものペースで登校するのを見て、こちらがイライラすることも少なくなかったのだが、直に遅刻の概念も理解して早く行こうとするのではないかと思ってきた。
しかしながら、今のところその気配はなく、出発が遅くなると、学校に着く時間も遅くなり、学校での準備も遅れるという悪循環に入っているようだった。
 
そこで、私も考え方を切り替えて、歩いて登校するよりも登校時間を優先させて、出発が遅くなったときには車で連れて行くということにしてみた。
本心では歩いて行かせたいのだが、学校での余裕のある準備を優先させたほうがいいだろうと考えることにしたのである。
 
ここで気にかかるのは、娘にとって車で登校するのが当たり前になってしまうこと。
毎日車で登校できると思わせないために、車で登校するときは、今日はこういった理由で車で行くのであって、毎日車で行けるわけではないよ、と説明している。
 
もちろん、歩いて登校しても早く到着できるよう、出発を早くすればいいのだが、毎日予定通り準備ができるわけでもないので、優先順位を切り替えて、臨機応変に対応していこうと、考え方を改めた次第である。
 
とはいえ、早い時間の登校を優先させるべきか、歩いての登校を優先させるべきか、なかなか悩ましい、という話でした。