前時代的なチケット販売

球春到来、ということで、今年も野球の季節になってきた。
2月1日のキャンプインからもう1ヶ月も経ち、オープン戦もはじまり、あと1ヶ月もすればNPBペナントレースも開幕となる。
今年はWBCの影響で開幕が1週間ほど遅いが、今から楽しみである。
ちなみにWBCのほうは、前からあまり興味がないのだが、こういったスポーツイベントは前のめりで見ていこうと思っているので、今回はちょくちょく試合も観ていきたいと思っている。
 
さて、日本のプロ野球のほうだが、私が贔屓にしている広島カープの公式戦のチケットが販売となった。
毎度のことだが、カープの公式戦はシーズン前に全試合一斉販売となる。そのため、チケット販売開始日は争奪戦となり、なかなかネットにつながらないという状況に陥る。
今年は3月1日に販売開始ということで、私も開始時刻の8時から1時間遅れくらいで入ってみようと試みたが、やはりつながらない。
午前中は諦めて、15時くらいにようやくつながり、1つだけチケットを確保することができた(正確には申し込みが完了しただけで、チケットが確保できたわけではないとのこと)。
 
本当は、金土日いずれかのグループシートを取りたかったのだが、これはもたもたしているうちに売り切れ。
ここ数年は、希望のチケットが取れるとは期待をせずに、争奪戦に臨むようにしている。
 
この全試合一斉販売。ファンの間でもいかがなものかという声が多いのだが、一向に改善される気配はない。
先の予定の分まで予約しなければならず、行けない場合のリスクも織り込んで申し込みをしなくてはならない。昔のように弱くて、後半戦のチケットが売れ残るといった心配もほとんどないのだから、期間を区切って販売してほしいところだが、どうもその気はないらしい。
ここまで来ると、資金繰りに窮しているのか訝しんだりする。
 
前に、球場でチケット買おうと思ったらクレジットカードに対応していなかった、ということを書いたのだが、どうやら今シーズンもそのままのようで、堂々と「現金支払いのみ」と書かれている。
合理的なシステムを構築するには、他社(他球団)を模倣すればいいだけで、独自を貫く必要はまったくない。時代にあわせて、球団側も客側も双方の生産性が上がるしくみを採用すればいいのである。
カープという球団は、子どものころから応援していて愛着があるのだが、このあたりの運営については、1周も2周も遅れており、いち早く改善してほしいと思う次第である。
 
ということで、カープのチケット販売方法が一向に改善されない、という話でした。