娘の遅刻問題

うちの上の娘が小学校に入学して1ヶ月が経った。
通学や給食、授業などどうなることかと思ったが、どうにかこなしているようである。
 
と思っていたのだが、朝の通学に関してはちょっと問題があると感じたので、ここでまとめておきたいと思う。
 
通学に関しては、入学直後は親であるもわれわれも緊張感をもって準備していた。
7時半に家を出れば余裕をもって学校に到着できるということで、そこまでには出れるよう娘をせかしながら準備をして、私もその時間にはいっしょに家を出るようにしていた。
しかし、いっしょに通学(通勤)しようと思っていたのに、娘がついてくるなというので、最初のうちは私もいっしょに玄関を出ていたのが、次第に私は見送るだけで少し遅く家を出るようになっていた。
そのうち、娘が家を出る時間も徐々に遅くなってきており、最近では7時40分にくらいになっていた。
ちょっと問題だなと思いつつも、こちらもバタバタしながら娘を見送ってしまえば、あとは野となれ山となれ。とくに学校で先生に何か言われている様子もないので、あまり気にせず、ここ数週間が過ぎていた。
 
そんな中、先日娘がめずらしくいっしょに行きたいと言うので、7時40分くらいに家を出てついていくと、これはまずいと感じた。
通学路に小学生はほとんどいないのである。ほんの10分くらいの差なのだが、歩いている小学生の数がぜんぜん違っていた。
そこで、娘に急ぐように促すのだが、「遅刻してもいいじゃん」と言って焦る様子もない。
 
私が子どものころは、遅刻だけはまずいという意識で、間に合わないと思ったときは走ったりもしていたと記憶しているが、娘にはそんなそぶりはまったくない。
自分よりも遅く来る同級生もいるから問題ないといった感じ。
どうも話を聞いてみると、先生もそんなに厳しくは指導しないみたいで、ちょっと遅いくらいだと何も言われないようである。
 
学校からの手引きには7時50分までに登校するように書いてあるが、もしかするとこれは若干サバを読んだ時間で、8時くらいに着いていれば遅刻のような扱いを受けないのかもしれない。
ただ、そうだとしても、このままだと娘が時間の約束に対して、ルーズになってしまうのではないかと心配になった。
昔は、このあたりのことは、学校が(過剰なくらいに)厳しくしつけてくれていたのが、最近はこのあたりがかなり甘くなっているとするならば、親である私の認識を改めないといけないと感じた。自分が子どものころのように学校でしつけてもらえると思ったら間違いで、家庭できちんとしつけないといけないことになる。
そんなことを娘をいっしょに学校に向かいながら感じたわけである。
 
結局、この日学校に着いたのは7時55分。少なくとも私の認識では遅刻である。
しかし、その夜に娘に聞いてみると、とくに叱られた形跡はなく、娘も悪気はない。
もちろん、もう少し学年が上がっていくと、先生の指導も厳しくなると思われるが、それでも自分が子どものころと同じような感覚ではいけないのだなと思った。
自分が子どものころの感覚で学校任せにするのではなく、家庭でのしつけもきちんとしないといけないのだと、改めて認識した次第である。
 
当面の対応としては、親である私も同じように行動するのが一番だと思うので、娘といっしょに通学(通勤)しようがしまいが、私も7時半に家を出るということを徹底したい。とにかく7時半には玄関を出るということを習慣化させたいと思う。
 
ということで、何でもかんでも学校でしつけてもらう時代ではない、という話でした。