うちの上の娘が小学校に入学した。
先日、入学式も無事終わり、いよいよ学校生活のはじまりである。
娘の小学校は集団登校のようなものはなく、基本は自分で通う必要がある。
とはいえ、いきなり一人で通うのは、本人も親も不安である。
通学だけ見ても、幼稚園のときとは大きく変わる。
幼稚園のときには、家の前までバスが迎えに来てくれる。それも8時半前だったので朝も余裕をもって準備ができた。
それが、小学校に入ってからは、7時半には家を出なければならず、朝起きる時間も1時間くらい早くなるし、もちろん歩いての登校になる。当たり前だが、雨が振っても歩いていかなければならない。
そんな状況だったので、当分は娘といっしょに通う必要があるなと思っていた。
どこかのタイミングで家の近くの友だちができて、そこからはその友だちといっしょに通うことになるのだろうが、それまでは一緒に行ってあげようと思っていた。
幸い、私の会社は娘の通学路の延長線上にあり、普段は車で通っているが、歩いて行ってもそんなに時間がかからない。
だったら、これを機に私も歩いて通おうと、娘といっしょに通うことにかこつけてバックパックを新調。
準備万端で、娘と通うつもりでいた。
そして迎えた入学式翌日。
無事早く起きて、娘も私も7時半に準備も終わり、一緒に出ようかと思ったら、娘から「一人で行く」の一言。
そんなこと言わず一緒に行こうと声をかけるのだが、娘は一人がいいと言い張る。
仕方なく、娘の後ろを歩いてついていくことに。さらに、ところどころで、パパはもうあっちの道から行ってと避けられる始末。
どうにかなだめすかしながら、小学校に到着すると、バイバイもせずに、しれっと校門を入っていった。
しばらく、学校の外から娘が校舎に歩いていく姿を眺めていたのだが、なんとも言えないさびしい気持ちにおそわれた。
一人で通うのは不安だろうというのは、親の勝手な解釈で、本人も不安はあるのだろうけど、それ以上に独り立ちしたいという気持ちが強いのだろうと思われる。
何はともあれ、入学式のときに感じた、小学校入学は親離れのスタートである、がさっそくそのとおりになりつつあることを痛感したわけである。
半年くらいはいっしょに通うんだろうなという私の妄想は初日にして崩れ去った。
せっかく鞄も新調したので、徒歩通勤は継続したいと思うが、横に娘はいなくて、一人で通うことになりそうである。
ということで、親離れは思っている以上に早いのかもしれない、という話でした。