娘といっしょに通学・通勤しようと思ってバックパックを買ったのに(続き)

この春、娘が小学校に入学して、当分の間いっしょに通学する必要があると思い、バックパックを新調。娘につきあって、徒歩通勤しないといけなんだろうなと思っていた。
だが、入学式翌日、いっしょに行こうと玄関を出ると、一人で行くと言われ、途方に暮れた、という話を昨日のこのブログで書いた。
 
ここからは、その続き。
 
その翌日、とはいえ心配なので、娘にはついて来るなと言われても、様子を見ながら後を追いかけて行こうと家を出た。
7時半に家を出ると、さっそく娘は私に違う方向からに行くように言ってくる。
私もめげずに、たまたま同じ方向に行くだけだから、パパに気にせず一人で行ったらいいと言い返す。
 
なんてやり取りをしながら、しばらく娘の真後ろを歩いていたのだが、ちょっと先を歩く高学年の女の子が娘を気にしてくれている様子に気づいた。
そこで、私は娘に先に行くように促し、だいぶ離れたところから見ていると、その高学年の女の子が話しかけてくれて、いっしょに通学してくれた。
 
さらに、後ろを歩きながら様子を見ていると、通学の集団はどんどん大きくなっていき、その輪は5~6人に。最終的には、集団で歩きながら、最初に声をかけてくれた高学年の女の子に手をつないでもらって、小学校の校門へと消えていった。
 
その姿を離れたところから見て、(少なくとも登校においては)完全に父親は必要ないことを思い知らされた。
ついてくるなと言われても、ちょっと離れたところを歩きながら、通学するんだろうなと思っていたのだが、その必要もまったくないことになってしまった。
 
もちろん、そうやって小学校の登校の輪に入っていくことはうれしいことだし、娘のような1年生を気遣ってくれる上級生がいることはありがたい。
ただ一方で、さびしさがないと言ったら嘘で、なんともアンビバレントな感情を抱きながら、会社まで歩いて行くことになった。
 
とこんな感じで、小学校入学が親離れのスタートである、という私の仮説は、確信に変わった。
これからは、娘が私からどんどん離れていくことはあっても、これ以上近づいてくることはない。そのことを強く理解しておく必要があると感じている。
あわせて、こちらから近づいていこうとすればするほど、逆に離れていくことも強く強く認識しておいたほうがよく、距離感を見極めながら娘と関わっていく必要がありそうだ、と思った次第である。
 
ということで、早く子離れしなければならない、という話でした。