子どもが友だちの家に遊びに行くのにも気を遣う

うちの娘も小学校に入学し、早2ヶ月。学校に行くのはめんどくさいなどと言いながら、毎日それなりに楽しそうに行っており、幼稚園のときとは違う友だちもできているようで、親としては一安心である。
 
ただ、ここに来て、その友だちの家に遊びに行くと言い出すようになり、これが思った以上に気を遣うことがわかった。
友だちの家に遊びに行くというのであれば、別に悪いことではないので、基本的には行っておいででいいのだが、実際に行くとなると手順を踏まなくてはならない。
私が子どもだったころと比べると随分大変な印象があるのだが、比較して整理しておきたいと思う。
 
今回はまず、うちの娘が友だちの家に遊びに行く約束したと言い出した。ただ、そのことを友だちの親御さんも承知しているのかどうかがわからなかったのだが、そんなわれわれの懸念をわかってか、その友だちのお母さんは携帯の番号を書いたメモを、その友だち経由で娘に渡してくれていた。
そこで、こちらも妻の携帯の電話番号を書いたメモ娘に渡して、友だち経由でお母さんに渡してもらう。
それから、実際に遊びに行くという日に、うちの妻から友だちのお母さんに連絡を入れ、行きと帰りの段取りを確認。ようやく遊びに行くことになる。
 
娘としてはそれで満足なのだが、親としてはここからも多少気を遣う。今後もこちらが一方的に遊びに行くだけでは申し訳ないが、とはいえ、うちはまだ下の子どもが小さいので、遊びに来てもらうのはちょっと躊躇われる。では、どうやってその穴埋めをしようか、といろいろと気を揉むわけである。
 
これが公園で待ち合わせをして、いっしょに遊ぶということであれば、こういった気遣いはしなくても良さそうだが、このご時世、小学1年生の子どもたちだけで遊ばせるというのもちょっと問題がありそう。少なくともどちらかの親が見守りが必要になりそうである。これを交代でやるのも1つかもしれないが、その調整もちょっと大変そうである。
 
事程左様に、ただ子どもたちが学校から帰った後にいっしょに遊ぶということも、大変な時代になったのだと感じる。
私が子どものころは、勝手に約束をして、どこか公園で野球をして遊んでいた記憶しかないし、その延長線上で友だちの家に遊びに行くこともあったが、それも自然とそうなったとしか覚えていなくて、親どうしがイチイチ連絡していたようには思えない。
 
こうなってくると、親どうしの関係づくりも重要になってくる。きちんと仲良くなっておかないと、子どもたちの関係にも影響してくる可能性もある。うちの妻はあまり人付き合いをしたがらない性格だが、それでもある程度は関係づくりをしておかないといけないなと思った次第である。
 
ということで、子どもが遊びに行くのにもけっこう気を遣う、という話でした。