ウォーキングに見る、ジャネーの法則短期版

今年は4月ごろからSTEPNをサービスを活用している。
このSTEPN、ごく簡単に説明すると、歩くと仮想通貨が稼げるというWeb3のゲームである。
 
私がはじめてから1~2ヶ月で、仮想通貨市場は大暴落。稼ぐどころか含み損だらけなのだが、コツコツ歩いてこのゲームを楽しんでいる。
今後、仮想通貨市場がどうなるか、このゲームで稼ぐことができる仮想通貨自体がどうなるか、さっぱりわからないが、とりあえずは歩き続けたいと思っている。
 
そんなSTEPNというゲーム内で、私は1日に100分歩いて仮想通貨を稼ぐことができるようになっている。
この1日100分という時間は、ゲーム内では最大で、もともと貧乏性な私はこの時間をムダにしないように、平均すると1日100分を歩き続けている。
100分と言えばなかなかの時間で、おかげで毎日15,000歩以上歩くことができている。
 
さて、毎日平均すると100分歩いて(もしくは走って)いるのだが、細切れに歩くことができる日もあれば、朝晩にまとめて歩く日もある。
まとめて歩くときは、さすがに歩き始めるときに、これから2時間近い時間歩かないといけないのか、とちょっと憂鬱になったりする。
スタートしてすぐは時間の進み方も遅く、まだ10分しか経っていない、15分しか経っていないと感じる。
しかしである。これが30~40分経ったころから、時間の進み方が早くなってくる。1時間経ったころは快調に歩いており、そこから残りの1時間弱は気持ちよく歩いて終わることができるのである。
 
なぜ、そう感じるのか。
 
ジャネーの法則と呼ばれる考え方がある。
この法則は、年を取れば取るほど時間の進み方が早くなると感じることを、心理学的に説明したもので、ちょっと小難しく言うと「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価される」となる。
 
で、このジャネーの法則は、どちらかというと長期的な時間を対象にして引用されることが多いのだが、たった2時間程度のウォーキングのような短期的なことにも適用されるのではないかと思ったわけである。
長い期間であろうが、短い期間であろうが、後半に行くに連れて時間の進み方を早く感じるのである。
 
となると、何かの練習をするとき、集中して何かに取り組みたいとき、調子が上がらないなと思ってすぐにあきらめるのではなく、もう少し続ければそこから波に乗って、意外と時間の進みが早く感じることもあったりするかもしれない。少々調子がイマイチでも、もうちょっとがんばってみようと心がけたいなと思った次第である。
 
ということで、短い時間の中でもジェネーの法則は適用されるんじゃねえか、という話でした。