インターネットで天気を調べることができる時代の夏休みの宿題

昨日と一昨日のこのブログの記事で、私の子どものころと現代の夏の暑さの違いについて考察してみた。
今回、数十年前の気温とここ数年の気温を比較するために、気象庁のデータを参照した。
 
この気象庁のサイトでは1976年以降の全国各地の気温や天気などの日次・月次・年次のデータが豊富に揃っており、いろいろな比較が可能である。
現在の技術であれば、このくらいのデータを掲載するのはなんてことないだろうが、だとしてもいい時代になったなと思ったりした。
こういったデータに簡単にアクセスできることで、例えば夏休みの宿題なんかも、いろいろな可能性が出てくるなと感じた。
 
まず卑近なところでは、子どもたちは夏休みの天気の記録で困らなくなる。
夏休みの宿題で日記が出て、そこに天気を書く欄があったりするが、天気を記録しておらず、夏休みの終わりに困った経験がある人は多いはずである。
それが現代であれば、天気関連のウェブサイトにアクセスしてすぐに天気を調べることができる。
毎日コツコツ記録しておけばいいだけと言われればそれまでだが、子どものころを思い出すと、便利な時代になったと痛感する。
 
もう1つ、思い浮かんだのは、自由研究のデータとしても活用ができるということ。
今回私が調べたみたいに、過去と現在の比較もできるし、全国の異なる地点の天気や気温を比較しても面白いかもしれない。
今回は、8月の気温を12年間分(小学生時代6年と直近6年)ほど調べてみたが、時間軸をもっと長くすれば、どのあたりから暑さが増してきたのか、なんてことも検証できるかもしれない。
 
こんなことを言うと、データは自分で集めないといけない、なんて言われそうだが、研究とは仮説の検証のことをいうので、使えるデータは活用すればいい。
小学生でも高学年になれば、面白い仮説が思い浮かんだりするだろうから、その仮説を検証するために、50年近いデータを活用してまとめてみるのは面白いと思う。
Excelなんか使えば、簡単なデータ分析ができるから、パソコン教育にも良さそうである。
研究の動機なんかも、「親が昔の夏はもっと涼しかったで言うので、調べてみよう思った」なんて書けば、それっぽくなったりするので、近い将来、娘が自由研究のテーマで困ったら、提案してみようと思う。
 
ということで、いろいろデータに簡単にアクセスできるいい時代になった、という話でした。