夏の昼間の暑さの変化

昨日のこのブログの記事で、私が子どものころに比べて、最近の夏の朝がだいぶ暑くなったということを書いた。
最低気温の平均を比べると、だいたい2℃くらい上昇しており、熱帯夜は数えるくらいしかなかったところから、近年は8月の半分は熱帯夜になっていることがわかった。
 
昔に比べて朝がだいぶ暑くなったことはわかったが、昼間はどうなのか。ちょっと気になったので、追加で調べてみることにした。
 
昨日の記事と同様、私が小学生だった1984年から1989年まで6年間と、直近2016年から2021年までの6年間の、私の地元の8月の気温を比べてみた。
 
まずは最高気温の比較。
1984年から1989年まで6年間が30.7℃に対して、直近の6年間は32.6℃で、約2℃ほど上昇している。最低気温も2℃の上昇だったので、同じくらいの上昇幅。
平均で2℃と言えばかなり違うがあるだろう。同じ30℃台でも、30℃に近い気温と35℃に近い気温と大きな違いがあるが、昔の夏は30℃に近い気温が多かったのに対して、最近は35℃に近づいていると言えるだろう。
 
次に8月の真夏日(最高気温が30℃以上)の日数を比較してみると、1984年から1989年まで6年間は21.7日に対して、直近6年間は26.3日だった。4~5日の差なので、あまり大きな差がない印象。
ただ同じ真夏日でも30℃に近いのと35℃に近いのとでは大きな違いがあるので、ここだけではなんとも言えない部分もあるだろうか。
加えて、猛暑日の比較だが、1984年から1989年まで6年間では猛暑日は1日もなかったのに対し、直近6年間では平均で4日もあり、2018年8月は7日、2020年8月は8日ほど猛暑日を記録している。ここは大きな違いか。
 
細かく見ると、年によって暑さの波はあるようで、1984年から1989年まで6年間でも1984年と1985年は比較的暑かったようで、どちらも8月の最高気温の平均が31.5℃で、8月の真夏日もどちらも27日あったのに対し、1987年は8月最高気温の平均が29.7℃、真夏日は17日にとどまっている。
直近の6年を見ても、2018年と2020年は猛暑がひどく、どちらも8月はすべてが真夏日、上述のとおり猛暑日も7日と8日となっているが、昨年2021年は比較的涼しかったようで、真夏日が18日、猛暑日は2日、最高気温は30.5℃にとどまっている。
 
とはいえ、6年間の平均を比較すると、1984年から1989年まで6年間と直近の6年間では明らかに気温は上昇しており、夏は暑く過ごしにくくなっているのは間違いない。
そして、今年2022年はどうも猛暑の当たり年のようで、すでに連日猛暑が続いている。このままだと2018年と2020年と同様の暑さになりそうなので、例年以上に熱中症に気をつけて過ごしたいと思う。
 
ということで、やっぱり気温はかなり上昇していた、という話でした。