9月の暑さ

先日のこのブログの記事で、今年の8月の気候について書いた。
今年は暑かった印象が強いが、気温のデータを見てみると、私の住んでいる地域では、そこそこ暑かったくらいであったことがわかった。
 
ここ数年、8月が暑いのは当たり前として、9月も同様に暑い印象がある。なんなら10月上旬くらいまでは暑くては、夏はかなり長くなったように思っているのだが、実際のところどうなのか、いつもお世話になっている気象庁の過去の天気データを見てみた。
 
まずはここ5年の最低気温平均と最高気温平均から。
(最低気温/最高気温)
2017年:18.9℃/27.1℃
2018年:20.3℃/27.3℃
2019年:21.8 ℃/30.4℃
2020年:20.5℃/29.0℃
2021年:21.3℃/28.7℃
 
上旬と下旬では気温の差が大きいこともあるのだろうが、思ったよりも高くない印象。
ただ、最高気温の平均が30℃を超えるとかなり暑い感じか。しかしながら、最高気温が30℃を超えた2019年は、8月の最高気温平均が31.5℃とここ5年では下から2番目で、夏全体ではあまり暑かった記憶がない。
一方で、2018年は8月の平均気温が33.7℃で、夏全体を通じて長く暑い印象だったが、9月は27.3℃と低めだった。9月までかなり暑かったように記憶しているのだが、8月の暑さの印象に記憶が引っ張られているのかもしれない。
 
次に熱帯夜と真夏日の日数。
(熱帯夜(≒最適気温25℃以上)日数/真夏日日数)
2017年:0/5
2018年:0/7
2019年:6/18
2020年:3/10
2021年:1/7
 
こちらを見ても同様で、2019年の9月はかなり暑かったと言える(が、8月が低かったのであまり暑かった印象はない)。
 
8月との比較で見ると、年によってバラつきがあるが、最低・最高気温とも平均で4℃くらい下がっている。
4℃の気温変化をどう見るかだが、少なくとも夜はだいぶ涼しい印象になるのは間違いないだろう。
 
あと、私の子どものころとの比較でいうと、だいたい9月も8月同様、最低・最高気温とも平均で2℃くらい上昇している。詳しく見ていないのでわからないが、おそらく1年を通じて、これくらいは上昇しているのであろう。
 
では、今年の9月はどうなるのか。
前半の天気予報を見てみると、真夏日は10日以上になりそうで、最低気温が25℃を超えるのは2日程度か。
過去5年の数字と見比べてみると、2020年あたりと同様の感じになりそうである。
 
とはいえ、少なくとも夜寝苦しくなりそうな日はほぼなくなり、ここからは肌寒い感じになってくるだろうし、昼間も9月の後半になれば30℃を下回る感じになるかと思う。
あと10日程度の我慢とも言えるし、あと10日すると夏が終わってしまうとも言えるが、どちらにしろここから季節は大きく秋へと変わっていくだろう。
 
ということで、昔に比べると9月もだいぶ暑くなった印象があるが、それでも8月と比べるとだいぶ過ごしやすい、という話でした。