花粉症は長期・短期の両方で発症を抑える

1月も下旬になった。今年も花粉症のシーズンがやってくる。
 
私は物心がついたときからアレルギー性鼻炎で、花粉症も気づいたときにはなっていた。
毎年この時期は憂鬱なのだが、それでも20年くらい前からはマスクつけることが認知されはじめ、10年くらい前からはよく効く薬も出てきて、だいぶ楽にはなってきた。
そして、ここ数年は個人的にも予防法がある程度確立してきて、これまでと比べるとかなり抑えることができるようになってきた。
 
花粉症を抑える上で、ここ数年で気づいた大事な視点があるのだが、ここでまとめておきたいと思う。
それは、発症をさせないということ。
当たり前のこと言うなと思ったかもしれないが、大事な視点だと思っているので、もう少し詳しく説明すると、これは症状が出てから対処するのでは遅いという意味で、できるだけ症状が出ないように対策すべし、ということである。
そして、この発症させないという考え方、長期と短期の2つの視点で捉える必要がある。
 
1つめの長期的な視点では、シーズン全体で捉えてできるだけ発症させない、もしくは症状が出るのを少しでも遅らせることが大事になる。
花粉は年初からの最高気温の累計が400℃を超えると飛散しだすと言われるが、だとすると2月上旬くらいから飛散が開始となる。
このとき、症状が出だしてから薬を飲みだせばいいやという構えではいけない。
私はこれまで、明らかに花粉症の症状が出始めてから薬を飲み始めていたのだが、これでは遅い。症状が出だすと、それが定常化してしまうのである。
だから、どうにかごまかしながらでも、最初からできるだけ症状を出さないようにするのが大事になってくる。
そのため大事なことは、早めに薬を飲みだすこと。症状が出る前から薬を飲んで、シーズンを通じてできるだけ症状が出るのを遅らせるのである。
私は今週からアレグラを飲み始めた。
 
もう1つの短期的な視点では、1日の中でもできるだけ症状が出ないようにすることが大事である。
花粉症持ちの人は、いったんくしゃみがでだすと止まらなかったり、目を掻き出すと腫れるまで掻き続ける、という経験をしたことがあると思う。症状がいったん出ると、抑えが効かなくなるのである。
一方で、最初抑えることができれば、そのまま1日をやり過ごすこともできる。なので、1日の中でも症状が出ないように心がけることが大事なのである。
具体的にはこちらも忘れずに薬を飲むことと、そして忘れずにマスクをつけること。
幸か不幸かコロナでマスクは習慣化しているだろうから、あとは薬を忘れなければいい。そして、くしゃみや目を掻くという行為をできるだけ我慢する。そうやって、1日1日をやり過ごしていくのである。
もちろん、それでも症状が出る日はある。それでも症状を抑えることができる日が1日でも多ければ、シーズン全体で見ればだいぶ楽になる。楽な日を1日でも増やせるように心がけたいところである。
 
こんな感じで、シーズン通した長期的な視点でも、1日単位の短期的な視点でも、発症を抑える、遅らせるという心がけが大事になる。この心がけで、今シーズンも気を抜かずに花粉症対策をしていきたい。
 
ということで、花粉症は長期的にも、短期的にも、いかに発症させないかのゲームである、という話でした。