私にとっての定点観測は、データを見続けることかもしれない

先日「嫌われた監督」という本を読んで、定点観測しつづけることの重要性について学ぶことができた。
中日監督時代、落合監督はいつも同じ場所から選手を観察し続け、立浪や井端の守備力の衰えを察知したというエピソードが紹介されていた。
 
それ以来、私にとっての定点観測とは何だろうか、と考え続けていたのだが、2つほど仮説が出たのでここでまとめておきたい。
 
1つは、決めたデータを見続けるということ。
経営に関するデータは社内外問わずさまざまなものがある。
その中でこれは決めたデータを見続けることが、私にとっての定点観測に当たるのではないかと思ったわけである。
 
もちろん、これまでも各種データを見ているのだが、その中でも重要かつ長期的にウォッチすべきデータに焦点を当てて、確認し続けるということが大事なのではないかと感じている。
ここでは「長期的」というのがキーで、少なくとも3年くらいは追いかけていく指標のことを意味している。
そのためには、年に1,2回は立ち止まって何のデータを見るかを考えることが大事で、そのタイミングで追加するデータや削除するデータを見直して、追加した項目については少なくとも3年くらいは追っかけて見続けたいと思う。
 
もう1つは、在庫。
うちの会社では工場を運営していて、私も定期的にパトロールをするのだが、そのタイミングで在庫量をチェックするのが大事なのではないかと思った。
もちろん在庫に関するデータはあって見ているし、現場に行くと在庫が多いとか少ないとか感じるのだが、データと見た目の在庫をリンクさせて確認するという意識的にはやっていなかった。
なので、工場の定期パトロールの際に、在庫データの確認と現場の在庫量の目視で、在庫量がどう推移しているのかを肌で理解するということを意識的にやってみたいと思ったというわけである。
これがどこまで意味のあることなのかはわからないが、試しに意識してやってみようと思う。
 
こんな感じで私にとって経営上の定点観測として、思いついたものをまとめてみた。
他にもありそうなので、継続的に考えてみたいとは思うが、今回挙げた2つのことはさっそく取りかかってみたいと思う。
 
また、子どもの成長についても同じように定点から観察できることがありそうなので、こちらもあわせて考えてみたいと思う。
 
ということで、自分にとっての定点観測について考えたみた、いう話でした。