子育てのルーティンは、いつまでこれができるのかと思いながらやるといいかもしれない

下の息子が1歳と3ヶ月を過ぎたあたりでようやく歩き出した。
上の娘のときは写真を見ると、1歳と1ヶ月までには歩いていたので、やはり成長は女の子のほうが早いのかなと思ったりしている。
 
思い返してみると、歩き出すタイミングだけでなく、上の娘のときと下の息子とでは、違うことが多い。その中でも、とくに寝かしつけに関しては、かなり違う印象がある。
 
上の娘のときは、夜中に起きることが多く、一人目の子どもということで妻も疲弊していたこともあり、娘の泣き声が聞こえるとすぐに起きて、抱っこ紐に娘を入れて寝かしつけていたのを覚えている。
真夜中に1時間くらい泣き続け、ようやく寝てくれたと思い、布団に下ろしたら、また泣き出すということも、1度や2度のことではなかった。
また、娘のときには、抱っこ紐なしで寝かしつけた覚えがないくらいで、首がすわったあたりからは毎日のように寝かしつけをしていたように記憶している。
 
それに対して、息子のほうは、ハイハイをするくらい(たしか8ヶ月くらい)までは、上の娘が寝ているとその横でいっしょに寝てくれて、ほんと手がかからなかった。
その後、ハイハイをしだしてからは、さすがに放っておいては寝てくれず、抱っこ紐を使って寝かしつけているが、それでも少し抱っこしていれば短時間で寝てくれてだいぶ楽である。
 
ただ、最近になって、夜寝かせようとしてもまだ遊び足りないといった感じで、抱っこ紐に入れようとするとぐずるし、寝つくまで少し時間がかかるようになったきた(それでも娘のときと比べるとぜんぜん早いのだが)。
たまになかなか寝つかなかったり、寝たのに布団に寝かせるとまた起きてしまうことがあると、この寝かしつけはいつまで続くのだろうか、と思ってしまうときがある。早く勝手に寝てくれ出すと、こちらも楽なのにな、と。
 
上の娘のときはいつまで寝かしつけをしていたのかはよく覚えていないのだが、おそらくそんなに長く続くことではないのだろう。ただ、それでも毎日毎日同じことをしていると、少しばかり気が滅入ってくることもある。
 
しかし、あるとき、逆にいつまでこの寝かしつけができるんだろうと思ったことがあった。どこかのタイミングで勝手に寝るようになって、寝かしつけは必要なくなるときがくる。そう思ったときに、これは今しかできないことなんだな、とちょっとさびしさを覚えたのである。
 
そう考えると、半永久的に続きそうな毎日の子育てのルーティンも、いつかは必要なくなるときがきてできなくなるので、今しかできないのだと思えば、苦痛も多少は和らぐように感じた。
なんなら、ありがたいことだとすら思えてきたから不思議である。
 
上の娘も下の息子も、まだまだ子育ては続くのだが、ちょっとイライラしたときには、いつまでこれができるのかな、という視点で接していきたいと思った次第である。
 
ということで、どう見るかによって日常も大きく変わる、という話でした。