我が家の消費財も在庫調整局面

うちの会社では鉄鋼関連の事業を行っているのだが、足元市場全体で在庫調整局面が続いている。
昨年末くらいまで、鋼材価格の上昇や、鋼材にかかわらず材料・部品不足による生産停止などがあったため、各社早めに多くの材料や部品を発注していた。その結果、ここに来て各社在庫が積み上がり、在庫が減るまで受注を控えるという行動に出ている。
これは鋼材に限らず、いろいろな業界で起こっているようで、半導体関連でも在庫調整の局面にあると聞く。
当然のことながら、うちの会社の受注量も減少傾向。春先までと思われてきたこの調整期間も、現状夏頃まで続くであろうという見通しらしく、そうこうしているうちに金融危機による不況にならなければいいなと思ったりしている。
 
さて、そんな在庫調整、ビジネスだけの話かと言えばそうでもない。
我が家で定期発注しているものが、ここに来て溜まってきていることに最近気づいた。
Amazonの定期おトク便で、息子が飲む豆乳や、2Lのミネラルウォーターなどを頼んでいるのだが、気づけば何箱も積み上がっているのである。
 
理想的には、切れかけたときに、ちょうど届くといいのだが、なくなってしまうと困るので、ちょっと早めに来るように設定していたつもりだった。
最近消費量が減ってきている兆候はなく、原因はわかっていないのだが、結果としては在庫が積み上がってしまっている。
ということで、とりあえず次回の配送をキャンセル、発注間隔を広げる対応をしてみた。
 
「ザ・ゴール」で有名なTOC(制約条件の理論)によると、こういった在庫の管理は、発注してから届くまでの日数を考慮し、目標の在庫量を決めて、それを下回ったら発注するというサイクルをシステム化するのがいいとされている。
ただ、さすがにAmazonもうちの在庫状況まで把握はしてくれないので、この方法でやるのであれば、逐一在庫状況を把握して、在庫量が目標数量を下回ったら発注するということを自分でしないといけない。
 
これが面倒だとなると、消費量をある程度計算してから、発注間隔を指定して、自動的に発注されるAmazonの定期おトク便のような運用が、セカンドベストとなる。
この方法の問題点は、消費量はなんだかんだでブレること。季節要因等でそれなりに上下してしまうが、これは致し方ないか。
今回やったように、在庫量が増えたことを気づいたら、1回発注をキャンセルするか、発注間隔を広げるかして、欠品が多いことに気づいたら発注間隔を縮める、といったことを繰り返すしかないかと思うが、他にも何かいい方法があるかもしれないので、暇なときにでも考えてみたいとも思う。
 
ということで、我が家の消費財も在庫調整局面に入った、という話でした。