2021年を振り返る

早いもので、今日は2021年大晦日。2021年も今日で終わるので、簡単に振り返っておきたいと思う。
 
仕事のほうは、2019,2020年と厳しい業績が続いていたのだが、2021年は扱っている素材(鋼材)の値上げの時期が重なり、業績は好調に推移した。一般的に、素材産業は値上げの時期は、仕入れ値より販売価格の値上げが先行するため、利益は確保しやすい。逆に値下げの時期は、先行して販売価格が下がってしまうので、利益は出にくい。下げ幅が大きければ、赤字でも売り切ってしまわなければならないということになりかねない。
そういった構造にあるので、今年はあらゆるものが値上げという時期で、はっきりと追い風が吹いた1年だった。追い風どころか、神風と言っても過言ではなかったかもしれない。
 
さて、この値上げ基調というか、高価格がキープされるのか、それともまた反転して下がるのか、が来年以降を占う上で大事な要素となるが、少なくとも2022年前半までは、おそらく2022年内は、値崩れすることはないと予想している。
それ以降は、カーボンニュートラルの流れとその中で中国勢がどう立ち振る舞うのか、カギとなるだろう。
 
まとめると、モノの価格は需要と供給で決まる、という経済学の教科書に書かれていることを実感した1年であった。これは来年以降もっと意識させられると思う。
少子化の影響などで人材の確保が難しくなってきていることを肌で感じてきている。ヒトの価格(賃金)も当然のことながら需要と供給で決まるので、賃金が上昇するのか注視し、自社での対応も考えたい。
後から振り返ると、この2021年はデフレからインフレへ潮目が変わった1年と言われるのかもしれない。
 
個人的には、ここ数年やりたかったことができた年でもあった。
1番はこのブログ。今日のこの記事をもって、2021年1年間毎日更新を達成することができた。ブログを書くということは15年くらい前からやりたいと思ってきてなかなかできなかったのだが、2018年にようやくはじめ、去年から徐々に更新頻度を上げて、今年は毎日更新することができた。
加えて、今年も毎日日記を書き続けることができた。
自分が考えたことを書き残す、ということを習慣化できたという意味では非常に有意義な1年だったと思う。
 
あとは、ランニングもやりたいと思いながら中途半端になっていたのだが、今年はだいぶ走ることができた。ほぼ毎月100km走ることができ、走ること自体が楽しくなってきている。
途中からは、腕立て伏せ1日100回というのもはじめ、少しずつ運動することを習慣化できた。
その成果もあり、体重は年初にくらべて4kg程度減。これをキープするためにも、もう少し筋トレも加えていきたいと思う。
 
今年はコロナ下ということを前向きに捉えて、時間を有効活用できたと思っている。
ブログにしても、ランニングにしても、これまでと異なり会食などの飲みに出る機会が大きく減ったことで時間を確保できたことが多い。
去年(2020年)に引き続き、コロナによる制約が多かった1年だが、それを逆手にとって時間の使い方を変えることができたのは大きかったと思っている。
 
あとは子育て。
娘が6歳に、息子が1歳になった。二人とも元気に育っていてくれているのはありがたいこと。二人の成長を見ているだけで、多くの学びがあることに気づく。このブログでも、そんな気づきを整理して書くことができた。
ただ、娘は来年小学校に上がるが、基礎学力が若干不安。来年はいわゆる教育に力を入れる年にしたいと思う。
 
と、こんな感じで、日々大変なことは多かったが、大きく1年というスパンで区切ると、比較的いい1年だったように思う。
来年も大変なのだろうけど、後で振り返ってみればいい1年だったと思えるような年にしたいと思う。
 
ということで、大晦日に1年を振り返ってみた、という話でした。
よい年をお迎えください。