新年度に想う

うちの会社は12月決算のため、4月1日は新年度だからといって何か変わったことがあるわけではない。
普通の月初と同じと言えば同じである。
 
違うところがあるとすると、2年ぶりに新卒の新入社員を迎えるので、入社式がある。
うちの会社では、新卒が入社する年とそうでない年があるので、毎年入社式があるわけではないのだが、今年は新入社員がいるので開催をする。
大企業のような派手な入社式ではなく、また今年は1名の入社なのでちょっとさびしい感じがしてしまうかもしれないが、縁あってうちの会社に入ってくれた新入社員がいいスタートを切れるよう、しっかりと迎え入れたい。
この令和の時代、新卒で入った会社に定年まで勤め上げるというのが唯一の価値観ではないので、どのタイミングまでうちの会社にいてくれるかはわからないが、この会社にいたほうが自分は成長できると思ってもらえるような会社にしていきたいと改めて思う。
 
子どもに目を向けると、うちの娘は今年小学校に上がる。
入学式はもう少し先だが、厳密には今日の4月1日をもって小学生となる。ということを娘に説明と、もう小学校に行くの?とか、制服着るの?といった反応で、概念上小学生になるということはまだ理解できていないようである。
この4月1日をもって、これまで無料で乗ることができた公共交通機関も子供料金に格上げとなる。各種施設の入場料も小学生料金となるし、温浴施設などでは小学生になると混浴禁止のところもあったりする。娘がちょっとお姉さんになったことに、うれしさとさびしさが混在する。
 
会社の業績は、第一四半期は上々の立ち上がりだったが、これは原料高による値上げが先行しているだけで、実力ベースのものではないことはしっかり認識しておきたい。
ロシアとウクライナの問題で、さらに原料リスクが高まったことで、我々が扱う材料の価格は今後さらに不安定になることが予想されるので、その準備をしっかりとしておかなければならない。
ここ数年は、業界の再編などで目まぐるしく外部環境に変化が起きているが、それだけでなくコロナや戦争といった人類共通の大きな波も押し寄せており、少し先のことを自分の頭で考えて予想することの重要性を実感している。今年もまだ3ヶ月が終わったばかりではあるが、来年に向けてどういったシナリオが想定されるか、そろそろ腰を落ち着けて考えていきたい。
 
私個人は、新年度だからといって、とくに変わりがない。
年初にいろいろと目標と立てたが、今のところ順調に来ている。こちらは新年度に関わらず、たんたんと続けていきたいと思う。
 
ということで、新年度を迎えるにあたって思ったことを書いてみました。