この10月や11月にイベントができないと、この先ずっとできないのではないかという話

先日、10月17日に開催予定だった、東京マラソン2021の延期が発表された。
この2021年大会を2022年3月6日に延期をして、2022年大会を断念するということらしい。参加当選者は、この3月の大会にエントリーするか、キャンセルして返金してもらうか、どちらかを選べるということで、妥当な判断ではないかというのが巷の評判のようだ。
 
9月に入ってから感染者数が急激に減っているとはいえ、まだ下がりきったとも言えない状況でのこの延期の判断は、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないが、この10月という時期にイベントが開催できないとなると、今後いつだったらイベントを開催できるのだろうか、と思った。
フジロックやNAMIMONOGATARIと音楽フェスが開催されて、その反応が大きかったこともあり、イベントが開催しにくいという状況もあったと思われる。そう考えると、フジロックはまだしも、NAMIMONOGATARIが与えた影響は音楽業界だけでなあく、イベント業界全体に波及していると言えるのかもしれない。
 
前の記事にも書いてたが、おそらく10月,11月は感染のサイクル的には底になるはずで、このコロナ下で何かイベント開催にするにしても、感染リスクが低い時期になる。
もちろん、ワクチン接種が進んだとは言え、感染対策はきちんとしないといけないが、その中で経済や社会を回していくために緩和していこうとするならば、この時期は外せないはずである。
にもかかわらず、マラソンという屋外で開催され、感染リスクも低いイベントが開催できないとなると、ほとんどのイベントができないとなってしまうのではないかと懸念している。
 
なんてことを考えていたら、今回の東京マラソンの中止を受けてかどうかはわからないが、他のマラソンイベントでも中止が発表されている。
横並びで意思決定することが多い日本ではこうなることが予想されるからこそ、東京マラソンが多少のリスクをとって開催をしてほしかったなと思うわけである。
 
ちなみに、この東京マラソン、3月に延期ということだが、おそらく年末から起こるであろう第6波が静まってくる時期に重なることが予想され、現在と同じように開催するか中止(延期)するかの判断を迫られると思われる。来年になったらこのコロナの状況が改善される保証はないので、この10月にやっておけばよかったとなりそうだが、どうなるだろうか。
 
ということで、この時期にイベントができないのであればいつやればいいのかと思った、という話でした。