まん防や緊急事態宣言が出ていなかったら飲みに行っていい、の違和感

4月に入り、コロナも新規感染者数が下げ止まり、一部地域ではリバウンドしているものの、まん防が明けてからは問題なく日常が流れている印象である。
私があまりテレビ見ないこともあるが、ニュースでもウクライナ情勢がメインの話題になっており、コロナの話はあまり聞かない。
Twitterを見ていると、いわゆる医療クラスタの人たちから、医療逼迫の話題が出ていないところを見ると、今のところ大きな問題はないのだろうと感じている。
 
このブログでも何度か書いているが、私のコロナ対策に関する判断軸は、医療逼迫が起こるかどうかで、それを避けるためには多少の行動制限はやむなし、と考えている。
医療の逼迫はどうにか回避できているのであれば、医療従事者の人たちには申し訳ない気持ちもあるが、ある程度通常の生活を送れるに越したことはない。
 
さて、新年度に入ったこともあり、巷では懇親会や会食も多くなってきているように聞く。とくにまん防が明けてからは、これまで飲みに行けなかった反動もあるのか、だいぶ増えてきているようである。
 
それ自体は別に良いも悪いもないのだが、まん防が明けたらコロナが終わったかのような考え方をする人が多いように感じている。
当たり前のことではあるが、まん防が出ていた前日と明けた今日で、状況が大きく変わっているわけではない。
まん防が出ていたとしても、少人数で短時間の会食であれば感染リスクは低いし、まん防が明けてとしても、大人数または長時間の会食であれば感染リスクはそこそこ高いままである。
 
もちろん、世間体ということもあり、行動制限が出されているときに大手を振って飲みに行くのは憚れる、というのはよくわかる。
ただ、まん防が出ているかどうかで、感染者が大きく変わるわけではないし、ウイルスが忖度してくれるわけではないのも事実である。
 
こんな感じで、みんなコロナ疲れもあるのだろうが、0か100かで(まん防が出ているか出ていないかだけで)考える人が多く、違和感を覚えることが多い。
 
私のまわりでも、この4月の中旬に数十名単位の懇親会が企画され、出欠確認の連絡が来たのだが、さすがに参加は控えることにした。
今後、開催の可否が検討されて中止されるかもしれないが、まん防が出ていないとはいえ、感染者数が下げ止まらない中での開催はさすがにリスクが高い。
 
面倒なのはわかるが、まん防が出てるかどうかだけではなく、そのときどきで状況を確認して行動しないといけないなと思った次第である。
 
ということで、まん防が明けても状況が大きく変わるわけではない、という話でした。