今後クラスタ発生が予想される業態

デルタ株が従来株やアルファ株から置き換わったと言われている。もう都市部だけはなく、地方も含めてそういう状況にあると認識したほうがいいだろう。
デルタ株は感染力が強いと言われているが、感染力が強いというのは、少ないウイルス量でも感染してしまうということではないかと、以前このブログで書いた。

 

chikaran.hatenablog.com

ニュースを見ていると、百貨店(デパ地下)や駅員の感染が報じられているが、これなんかはこれまでの従来株であれば感染しなかったのではないだろうか。

これまでは、マスクなしでの短距離・長時間の会話(典型的なのが飲食の場)でなければ感染しなかったのが、マスクがあっても短時間の会話で感染してしまうということである。あわせて、換気が悪いということが感染を助長すると考えられる。
一方で、今のところ通勤電車でのクラスタ発生はまだ聞かない。報告が上がっていないだけという可能性もなくはなないが、やはり会話がないところでは感染が起きにくいと考えるのが自然だろう。
 
この観点から考えると、換気が悪く、短い時間であっても会話が起こる場所が今後危ないということになる。
この仮説にそって、今後クラスタが発生しそうな業態を考えてみたら以下の2つが思い浮かんだ。
 
1つ目が、スポーツジム。
スポーツジムではかなり感染対策をガチガチにやっていて、ルームランナーで走っていても鼻までのマスクを強要される。これはこれで仕方ないことであると思いながら、一方でマスクをしていれば会話はあまり問題視されない。スポーツジムに来る人たちは、単純に身体を鍛えたい・身体を動かしたいという人と、行けば誰か知り合いがいるということで来店する人と、2つのタイプがあると思っている。後者は会話をしに来るので、会話自体をなかなか止められない。また、スポーツジムの建屋自体が換気に気を使っているような構造になっていないので、ちょっと心配である。
 
もう1つが、風呂・サウナ。
風呂に入るときはマスクを外すので、会話が発生すると感染リスクはそこそこありそう。とくにこわいなと思うのがサウナ。最近は気の緩みもあってか、会話する人が多い。会話禁止という貼り紙があっても守られていない。そして換気もあまりよくない。
サウナでクラスタが発生したというニュースがいくつか出ると、全国的に広がりそうである。
 
個人的にこの2つは、コロナ下での数少ない癒やしなので、クラスタが発生しないことを切に願う今日このごろである。
他にも業態という括りではないが、オフィスや、学校・塾といったあたりでの感染は増えるであろう。これまで以上に、会話が起こるところ、とくに換気があまりよくない場所は注意をしたい。
 
ということで、会話と換気の悪さの2つが当てはまる場所は、これまで以上に注意したい、という話でした。