密接(=マスクなし=飲食)×密集のイベントは今後もできない可能性が高い

コロナ禍と言われる時期も、もう1年半以上になる。
その間、デルタ株といった変異株の出現に、ワクチン接種の広がりと、人間とウイルスは一進一退の攻防が繰り広げられている。
ただ、現在の状況を見ると、コロナ禍がすぐに終わるという感じはなく、来年以降も現在のような行動制限とその緩和の繰り返しが当面続くであろうと見ている。
 
とはいえ、ワクチンも一巡した後、これまでまったく同じように行動が制限がされるかというと、緩和されていくものもあるだろうと考えている。
具体的には何がOKで、何がNGになりそうか。その予想についてまとめてみたい。
 
結論から言うと、3密の密集・密接・密閉のうち、密集×密接のイベントは今後も開催は難しく、それ以外のイベントについてはある程度は容認されていくのではないかと予想する。ここで言う密接とはマスクなしでの会話が発生するもの、要するに飲食をともなうようなイベント・会合を意味する。
 
当然のことながら、3つが揃うイベントはNGとなる可能性が高い。
例えば、新年の賀詞交歓会のような、密閉空間に多くの人が集まり飲食する会合はNGとなるだろう。とくに来年の年明けは全国的に感染の波が拡大されることが予想されるので、問答無用で中止になると思われる。参加者全員がワクチン接種者としていれば感染リスクはほぼないと思われるが、それでもイメージ的にこのような会がOKになるということはないだろう。
新年でなくても、各種団体の総会のようなものの後に行われる飲食込みの懇親会は、感染が収まっている時期でもかなりやりにくい状況が続くと予想する。
 
では、これが密閉空間でなければどうか。
おそらく野外のような換気がめちゃくちゃいいような環境であっても、多くの人が集まり、しかもマスクしない時間が多いようなイベントは不可となるだろう。
ちょっと前に大きくニュースになった、音楽フェス。今後は、マスクをしていて(3密でいうところの)密集だけのイベントはOKという雰囲気になるだろうが、ここにアルコールが加わるとNGになる可能性が高いと見ている。フジロックはOKだが、NAMIMONOGATARIはダメという線引きがされるのではないかと予想する。きちんと管理されているフェスはやってもいいけど、そうでないのはダメよとなりそうということである。
 
以上のように、密接×密集のイベントは今後もなかなかやりにくくなると思われるが、それ以外のものについてはやってもいいという雰囲気になると考えている。
音楽ライブであっても客側が声を出さなければOK、野球やサッカーなどのスポーツ観戦も声を出しての応援をしなければOKということになるだろうし、演劇や映画のようなものはまったく問題ないとなるだろう。すでに行われているものも多いが、今後は市民権を得て堂々とできるようになると考える。
 
また、少人数での会食のような、密接×密閉のものも許容されるのではないだろうか。数人での忘年会は今年の年末であっても問題なさそうだし、参加者が全員ワクチン接種者であれば実際の感染のリスクもかなり低いと考えていいだろう。ただ、これが部署全体の忘年会といった大掛かりなものになると、世間の目が気になるといった感じではないだろうか。
 
当然のことながら、そのタイミングでの感染者数の多さで、どこまで許容されるかという基準は変わってくるが、だいたい上述した感じで今後のイベントや各種行事は行われていくと予想する。
 
ということで、マスクなしの密集イベントは当分できない可能性が高い、という話でした。