風呂のマナーは学校でおしえるべきではないか

30代後半くらいから風呂好きになり、ここ最近はそれに加えて、サウナも好きになったことから、休みの日は娘(5歳)と近くの温泉に行くようになり、出張のときは必ず大浴場・サウナがあるホテルを予約するようにしている。
 
自他ともに認める風呂・サウナ好きなわけだが、そうやって、温泉や大浴場に行く機会が多くなると、他人の風呂でのマナーにが気になってくる。
 
正直、いろいろなことが気になるのだが、その中でもとくに気になるの以下の3つである。
 
・タオルを湯船につける、さらにはそのタオルを絞る
これは普通にダメだと思うのだが、たまに見かける。
タオルを入れたからといって大きな浴槽のお湯が汚れるわけではないが、気持ちのいいものではない。
あと、サウナで汗びっしょりのタオルを絞るのもやめてほしい。
 
・サウナで(大きな声で)会話している
とくにスポーツクラブや地元の人が集まるような大浴場のサウナで顕著。
知り合いがいれば話したくなるのはわかるが、あまり褒められた行為ではない。
さらに現在コロナ下ということもあり、万が一、サウナでクラスターでも発生したときには、それこそ全国的に影響を及ぼす可能性すらある。
感染を防ぐためにも、きちんとととのうためにも、だまって入ってほしい。
 
・脱衣所に濡れたままで出てくる
頻度としてはこれが一番の多い。ほんとに不快である。
浴室から何も拭かずにそのまま出て、ロッカーまで来て、そこでバスタオルを取って拭き出す。
浴室の入り口からロッカーまでポタポタと落ちているのにおかまいなしである。
床に落ちた水を、靴下を履いた状態で踏んだ日には、なんとも言えない怒りがこみ上げてくる。
少なくとも、滴り落ちないくらいには、浴室で身体を拭いてほしい。
 
こんな感じでマナーが悪い人をよく見かけるのだが、ではなぜこのようなマナーが悪い人が多いだろうか。
考えられる可能性は2つ。
 
1つは、マナーが悪い行為だと知らずにやってしまうというもの。
少なくとも私が子供のころには、風呂が家にあるのは当たり前になってきており、銭湯などの大浴場に習慣的に入るということが減ってきていたのは間違いない。
よって、自宅の風呂に入るように大浴場にも入るという人が増えても不思議ではない。
そして、大浴場のマナーを誰からも教わらずに大人になってしまうので、さらに子供にもおしえることもできない、というループに入ってしまっている可能性はありうる。
 
もう1つは、マナーが悪いと知っているのだが、誰からも注意されないからやってしまっているという可能性。
昔の銭湯などでは、マナーが悪いと、怖いおっちゃんに怒られるというのが日常茶飯事、といったイメージがあるが、最近ではそういった銭湯文化もない。
施設のスタッフが注意してほしいところだが、これも現実問題難しいのかなと思う。
客であれ、スタッフであれ、下手に文句を言おうものならトラブルになりかねない。
ちょっとくらい不快でも黙っておくのが正解ではある、となってしまう。
そんな状況なので、少しくらいいいかとなってしまっている可能性も大いにあると思う。
 
以上、両方とも可能性があると思うし、そのあわせ技が現状なのかもしれない。
とはいえ、やはり公共のスペース。まわりが不快になるような行為は避けてほしいところだが、これといった打開策も思い浮かばない。
それこそ、ポスター等で啓蒙するくらいしか思い浮かばないので、何かいい方法がないか、風呂にでも入りながら考えてみたいと思う。
 
ということで、家庭でおしえられないのであれば、学校で風呂のマナーをおしえるべきではないか、と思ったという話でした。