ホテルレビュー「リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」

昨日の記事で、USJ近くのリゾートホテルを出張などのビジネスユースに使うのがオススメである、ということを書いた。
今回は、実際に泊まったホテルのレビューをまとめてみたいと思う。
 
2021年の9月に実際に利用したのだが、このときは2泊の予定で、せっかくなので違うホテルを利用してみたいということで、1泊ずつ別のホテルに泊まってみた。
実際に泊まったホテルが、「ザ シンギュラリホテル&スカイスパ アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」と「リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」である。
 
結論から言うと、ビジネスユースであれば「リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」のほうがオススメで、この5月もこちらに再度1泊した。
その理由については以下のとおり。
 
2021年9月は、コロナの新規感染者数がだいぶ減少していた時期だったが、それでもまだ活動再開という雰囲気ではなく、様子見という感じだった。
この後、10月も順調に感染者数が減っていき、11,12月はコロナが終わったかのような感じになったのだが、このときはまだそんな感じではなかった。
 
そういった状況でもあったので、USJ付近の大浴場付きのリゾートホテルでも、手頃なホテルがいくつか浮上。その中から、大浴場とサウナがあるホテルとして、この2つを予約してみたというわけである。
 
この2つのホテルの比較だが、まずは価格。
どちらもビジネスホテルではなく、いわゆるリゾートホテルと言っていいホテルだが、平日に限るとこれが想像以上に安かった。どちらも、2021年9月に泊まったときは朝食付きのツインシングルユースでどちらも10,000円以下だった。
この価格、コロナ禍前からそうなのか、コロナの影響があったからかはわからないが、とにかくリーズナブルである。
20平米以上のツインの部屋が10,000円以下で泊まれるのであれば、十分ビジネスユースで射程圏内に入るかと思う。
 
次に、立地。どちらもUSJに近い。
大阪の土地勘がない人からすると、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンUSJ)は大阪中心地から離れたところにあるようなイメージがあるかもしれないが、大阪駅から電車で15分。東京駅と東京ディズニーリゾートと比べても、かなり近いのである。出張での利用でUSJ近くとなるとちょっと抵抗感があるが、そこさえ気にしなければ、上述のとおり、部屋も広く、価格もそこそこなので、利用しない手はない。
 
そんな両ホテルだが、もう少し細かく見ると、立地は大きく異なる。
USJに行くのであれば、圧倒的にシンギュラリティホテルのほうがいい。
USJに行くには、ユニバーサルシティ駅が最寄りだが、シンギュラリティホテルはこのユニバーサルシティ駅から直結。雨に濡れずに行くことができる。また、ユニバーサル・シティウォーク大阪というショッピングモールも直結なので、食事をとる場所も困らない。
 
それに対して、リーベルホテルはユニバーサルシティ駅の隣、JRゆめ咲線終点の桜島駅が最寄りで、USJに行くのであれば1駅電車に乗らないといけない。しかも、この駅のまわりはこのホテルとコンビニくらいしかなく、またホテルが駅直結ではないので、雨が降っていると(ちょっとだけだが)濡れてしまう。
ということで、家族連れ(とくに小さい子どもがいる場合)でUSJに行くとなれば、シンギュラリティホテルのほうがオススメなのだが、ここでは出張での利用を想定しているので、USJへのアクセスはあまり関係なく、また食事もホテルorコンビニでOKということであれば、リーベルホテルの立地も決して悪くはない。
 
続いて大浴場・サウナ。
これは圧倒的にリーベルホテルのほうがいい。
シンギュラリティホテルは、サウナ付きのビジネスホテルとして有名なカンデオホテルズの系列なのだが、風呂はカンデオホテルズのそれと同じ感じ。ビジネスホテルの大浴場だと思えば悪くないのだが、リゾートホテルのそれを期待すると物足りない。露天スペースもあるが、ととのいイスもなく、浴槽のふちで外気浴をすることなる。正直ちょっと期待外れだった。
それに対して、リーベルホテルのほうは、サウナ室も広く、外気浴スペースも十分。ととのいイスも大きめのものが完備されておりかなりととのえる。平日ということもあるだろうが、混雑もしておらず、サウナ・外気浴とも余裕をもって利用することができた。難があるとすれば水風呂で、サウナ室が広い割にこちらは狭い。私が利用したときは、サウナに入っている人が少なかったので問題ないが、休日とかで利用者が多いときは、水風呂がボトルネックになるかもしれない。
とはいえ、浴槽も露天スペースも広く、風呂やサウナで選ぶならリーベルホテルは間違いない。
 
最後に朝食。
これもリーベルホテルのほうがいい。価格が違うかもしれないので一概には比較できないが、内容だけで見ればリーベルホテルに軍配が上がる。
こちらも、シンギュラリティホテルはちょっといいビジネスホテルという感じで、リーベルホテルはリゾートホテルの朝食という感じであった。
 
ということで、総合すると、シンギュラリティホテルも悪くない(USJへのアクセスは圧倒的にこちらのほうがいい!)がちょっといいビジネスホテルの域を出ておらず、風呂や朝食などの滞在を考えるとリーベルホテルに軍配上がる。
 
この2022年5月にも、展示会視察を中心とした大阪での1泊出張があり、再度リーベルホテルに泊まったが大満足であった(このときは、朝食なしで1泊7,000円!)。
とくにサウナ好きの人には、このホテルはオススメできる。
 
コロナの状況により今後ホテルの価格がどう推移するのかわからないが、今後も平日でのビジネスユースということで宿泊先の候補に入れておきたいと思う。
 
ということで、出張でリゾートホテルを活用は想像以上にいい、という話でした。