ホテルレビュー「レフ熊本 by ベッセルホテルズ」

今週は熊本に出張に出ていたのだが、最近の出張で困るのがホテルの宿泊費高騰問題。
物価高とコロナ明けの国内・インバウンド双方での旅行需要の盛り上がりを受けて、ホテルの価格は軒並み上昇している。
前にこのブログでも書いたが、体感値ではコロナ前と比べて1.5倍から下手すると倍になっているところもあったりする。とくに都内ではホテルが取れない(空きがないor価格が高すぎる)ということで、23区外や他県に泊まって、そこから東京中心部にやってくるという話もよく聞くようになった。
 
一方で地方都市は、まだそこまで大きく値上げをしている感じもなく、今回は1ヶ月以上前に予約したこともあってか、そこそこのお値段で泊まることができた。
で、そこで泊まったホテルが良かったので、どんな点が良かったか、メモを残しておきたいと思う。
 
今回宿泊したホテルは、「レフ熊本 by ベッセルホテルズ」。
熊本の地理に明るくないのでどのあたりがいいのかよくわかっていなかったが、今回は会食もあるということで、繁華街の近くでかつ大浴場のあるホテルということを検索してみた。
大浴場やサウナで有名なホテルと言えば、ドーミーインやカンデオホテルズがあるが、今回も検索でヒット。価格もそれほど変わらなかったのだが、いろいろと検討した結果このホテルを選択することとした。
 
結果としては大正解。
宿泊した日は最終的に満室になったということで、部屋がグレードアップしてツインの広い部屋になったということもあるが、それを差し引いても良かった。
 
何が良かったかというと、立地と部屋と大浴場。
 
立地に関しては、熊本繁華街の中心部からほど近い、路面電車の停車場「辛島町駅」からすぐのところ。
熊本は、福岡や広島と同じく、駅前と繁華街が分かれている典型的な都市。
九州新幹線ができて以来、駅前も開発が進み、きれいにはなっているが、ショッピング・飲食ともまだこれからといった感じか。
今回の出張でも熊本駅前にホテルを予約しようかと思ったが、繁華街寄りにして正解だった。
このホテルはアーケードのある商店街に入口があり、今回は晴れていて問題なかったが、雨が降ったときも便利であると感じた。
 
部屋は、まだできて新しいこともあり、きれいで必要十分。
洗面台がトイレといっしょではなく、部屋側に独立してあり、これも好印象だった。
 
特筆すべきは大浴場。
内風呂はそこそこ広く、露天風呂もあり、サウナもあって文句なし。露天でのととのいスペースや椅子も十分に確保されている。
ただ、ここまでなら他のホテルでもありそうなものだが、何がすごいかって、贅沢にスペースを使った日本庭園があるところ。大浴場の3割程度の敷地を割いて、庭園をつくっている。
正直もったいない造りで、浴槽をもっと広くすればいいのにと思ったりもしたが、ここまで思い切った庭園にしたことに拍手を贈りたい。
サウナと水風呂のあとに、露天の椅子に座って、この庭園を眺めればととのうことまちがいなしである。
今回は朝しか入っていないが、今度利用する機会があれば、ゆっくりと入りたい。
 
価格も素泊まりで10,000円弱。このご時世にこの価格であれば御の字である。
こんな感じで、なかなかいいホテルだったので、また機会があれば利用してみたいと思う。
 
ということで、レフ熊本 by ベッセルホテルズのレビューでした。