9月末くらいから全国でのコロナ新規感染者もだいぶ少なくなり、10月からはだいぶ日常に戻りつつある印象ではある。
一方でまた感染者が増えてくることも予想されることから、動けるうちに動いておこうと、この10月は出張をいくつか入れている。
今週は半年ぶりに東京に出てきているのだが、新幹線の乗車率もだいぶ高くなっており、私同様移動している人が多い印象である。
個人的には感染対策をしっかりしているつもりであるが、これだけ人が移動しだすと、また感染が広がらないか、ちょっと心配にはなってくる。
それはさておき、半年ぶりの東京。
やはり刺激が多い。とくに何が変わったというわけではないが、とはいえアップデートされ続けており、毎回新たな顔を見せている。
そして、これは東京に限ったことではないが、出張に出るといろいろと思考が広がるなと実感する。
ここでは、出張に出ると思考が広がる理由を整理しておきたいと思う。
まずは、出張に出ると必然的に顧客や取引先の人と話すことになるので、その際に社内にいては得られない知見や情報が入ってくる、ということが挙げられる。それをきっかけにあれこれ考え始めるので思考は広がる。業界の最新トレンドや各現場で起こっている事象は、テレビやネットのニュースからは入ってこない。
また、ウェブでのミーティングは何か目的があるものについては有用だと思うが、F2Fでの雑談のなかから得られる情報の中に、今後の方向性を決めるようなネタが潜んでいることを改めて実感した。
次に、その都市や街そのものから得られる情報があるということ。
出張の際は移動が多くなるが、そこから無意識で得られる情報から思考が刺激されることに気づく。
私は東京に住んでいたころ地下鉄を多用していたが、最近は時間に余裕があるときは地上を歩いて移動するようにしており、毎度新たな発見がある。
また、出張の際はできるだけランニングするようにしており、街並みを確認しながら走ることで得られる情報はかなり多いのではないかと感じている。
そういった移動やランニングの際に、入ってくる情報をトリガーに思考がまわりだし、いろいろなアイデアが思いつくということはけっこう多い。
あと、出張の際、私は大浴場のあるホテルを予約するよういしているのだが、風呂やサウナに入る時間で、思考を整理できているという側面もあると思う。
お客さんや取引先との会話、街から得られる情報、それらを統合させる思考する時間があるというのは、大きいかもしれない。
とくに朝ランニングしたあとに入る風呂は、頭がスッキリしていることもあり、思考がまわりやすく、アイデアも浮かびやすい。
と、こんな感じで出張に出ると思考が広がる理由をまとめてみた。
コロナ下では、いつでも好きなときに、そして頻繁に、出張に行くというということはできないが、感染状況を確認しながら、感染対策をしっかりした上で、時間をつくって出張に出る必要があるなと再確認した次第である。
ということで、出張に出ると思考が広がる、という話でした。