5類移行後の展示会での感染リスク

今週は展示会への出展で出張に出ていた。
新型コロナウイルス感染症法上の位置づけが5類に移行してからはじめての展示会ということで、会場の雰囲気がどう変わっているか、ちょっと気をつけて見てみた。
 
変更点は主に2点。
1つは会場入口での体温チェックがなくなったこと。もう1つは、マスクの着用が任意になったこと。
コロナ前に戻っただけではあるが、これがけっこう大きいのではないかと感じた。
 
この3年間も何度か展示会に出展したし、視察で行くことも多かったが、この間コロナへの感染を心配したことはなかった。
仮にコロナに感染している人がいたとしても、頻繁に咳をしているような症状がなく、マスクもしていれば、長くて5分程度の会話では、感染のリスクは極めて低いことが理解できていたからである。
 
しかしながら、これからは体温チェックがなく、少々熱があっても、遠くから来たといって入場する人はいるだろうし、またマスクをしていない人も多くなるだろうから、これまでに比べると感染リスクはかなり高くなるのではないかと思う。
しかも、現在足元では第9波の感染拡大期に入っていると考えられるが、こういった時期の展示会は要注意である。
 
実際、会場をまわってみると、マスクをつけていない人は2~3割程度。あからさまに咳をしているような人も見かけなかったので、そこまで大きく心配することはなさそうではあったが、出展者はずっと立ち続けで、かつ話すことが多いので、疲れが溜まったり、喉に負担がきやすい。
そういった免疫が低下してそうなところに、少数でもウイルスが入ってくれば、感染もしやすいだろう。
また、会期後の打ち上げなども、今後は増えてくると思われる。こういった場でさらに感染を広げることも予想できる。
 
今回参加した展示会では、3日間合計で20,000人程度の来場者がいた模様。このうち展示会終了後に体調が悪くなる人の割合は、これまでよりも桁が2つくらいは違ってくるのではないかと思っているのだが、どうなるだろうか?
 
ということで、展示会での感染リスクはこれまでよりも格段に高まるのではないか、という話でした。