ホテルレビュー「OMO5熊本」

先日のこのブログで、熊本に出張に出た際のホテルについて書いたのだが、もう1泊、別のホテルに泊まって、こちらもよかったので、メモをしておきたいと思う。
 
今回の出張はもともと1泊の予定だったのだが、直前に会食が入ったので、急遽もう1泊することにした。
1ヶ月前に予約したときはけっこう空きもあり選び放題だったのだが、直前にホテルを探すと、軒並み満室。先日レビューを書いた「レフ熊本」に連泊できればよかったのだが、こちらも当然のように満室。
めぼしいホテルは軒並み満室かかなり高い価格が提示されており、さてどうしようかと悩んでいた。
 
そのとき、ふとしたきっかけで、星野リゾートの「OMO5熊本」が目に入り、ダメもとで公式サイトを覗いてみたら、空室あり。
価格は15,000円と少々お高めだったが、他も高いし、星野リゾートだったらむしろ安めの価格設定と思い、急いで予約を完了をさせた。
 
星野リゾートの「OMO」シリーズは、「星のや」や「界」といった高級温泉旅館と異なり、都市の繁華街に近い立地でまわりの観光を目的とした宿泊を提案するホテル。
前にも、東京の大塚にあるOMOに泊まったことがあるが、部屋のつくりも面白く、他のホテルとは一線を画している。
 
今回泊まった部屋も、やぐらルームと言われる、屋根裏がある構造。下で会話して、上で寝るといった使い方もでき、複数人で泊まると楽しいだろうなという部屋のつくりである。
そもそも今回の私のようにビジネス客はターゲットではないことを重々承知していたが、実際泊まってみると、ちょっとさびしい気分になったりした。
 
あと、特徴なのは「OMOベース」と呼ばれるスペース。
フロントのある3階にあるスペースで、屋内にはテーブルが並べられており、お茶を飲んだり、本を読んだり、パソコンを開いて作業したりと便利なのだが、屋外には段差のついたソファやクッションのあるスペースが広がっており、とくにこの季節はそこでゆっくりすることで、日常の喧騒を忘れることができるような造りになっている。
 
星野リゾートは、こういった非日常感の演出がほんとにうまいと思う。この「OMO」シリーズでも、「星のや」や「界」とは部屋や施設全体の雰囲気は違うが、非日常感の演出というテーマは通底しているように感じた。
 
こんな感じで、今回はビジネス利用ということもあり、このホテルを十分活用できたとは言えないのだが、機会があれば家族連れで泊まってみたいと思った次第である。
 
ということで、OMO5熊本のレビューでした。