制約が時間を生み出す

引き続き、妻が里帰りしており(市内だが)、上の娘もついていっているので、この連休は束の間の一人暮らしとなっている。
 
思えば、結婚してから5年半、すぐに子どもができた(というよりも子どもができたから結婚した)ので、家でゆっくりと1人で過ごすという時間がほぼなかった。
とくに当初は、地元の団体の役員なんかもしてて、昼夜、平日休日問わず外出が多かったし、会社の経営を引き継いだりで、バタバタと忙しかった。
ゆっくり本を読む時間もないし、ジムに身体を動かしに行く時間もなかなか取れないなど、自分の1人の時間はほとんどなかった。
 
ただ、そういった状況だったからこそ時間を有効に使おうという意識も働いた。
娘と出かけるときにオーディオブック聞いたり、自分のリフレッシュも図れるよう温泉やキャンプに行ったりなど、1粒で2度おいしい状況をつくろうといろいろと工夫してきた。
制約が時間を生み出すという側面はあったと思う。
 
そんな中、急遽連休は1人で時間を使えるということで、あれもしたいこれもしたいと妄想でいっぱいになった。
まずは、1人でキャンプに行こうと考えたのだが、あいにくこの連休近場のキャンプ場はどこも予約でいっぱい。にわかキャンパーが増えに増えている(自分もだが)。
それならば、1人で温泉やサウナにでも行こうか、どこかに買い物でも行こうか、と考える。
加えて、朝はしっかりランニングをして、夜は読書の時間もとって、時間があるからブログも書きたいな、と想いは膨らむばかりである。
 
なんて思っていたのだが、土曜の朝、さっそく二度寝の誘惑に負けてしまった。
いつもなら時間がないからと、きっちり起きて、朝のランニング・ウォーキングに出かけるのだが、今日は時間もたっぷりあるしと再び目をつぶってしまったのである。
あれだけ、自分の時間がほしい、自分の時間があればあれもこれもできる、と思っていたのがこのザマである。
 
正直、自分でもちょっとショックだった。
こんなにも人間は弱いのかと。制約がないとズルズルとだらだらしてしまうのだと。
たしかに、昨日は週末ということもあり、ビールとハイボールを飲んだし、ちょっと夜ふかしもしてしまったが、そうだとしてもである。
もう少しシャッキリした自分を期待していたのだが、その期待をあっさりと裏切ってしまった。
 
とはいえ、今回は依然として、時間は少ないという制約がある。
もう一度、気を引き締め?、この限りある時間で何をしたいのか、その中でどうすれば有効に使えるか、考えるとその分時間は消費してしまうが、それでもきっちりとスケジューリングしようと思った。
 
ということで、人間は制約がないと怠惰になってしまうんだなということをちょっとだけ感じたという話でした。