思考と感覚という対比でものごとを整理する

昨日のこのブログの記事で、サウナでは思考のスイッチを切って感覚の世界に入れるということを書いた。
この思考と感覚という対比は絶妙で、この対比で考えたとき、私が日ごろやっていることを、思考を加速させたり整理するためにやっていることと、思考を止める(=感覚の世界に入る)ためにやっていることに分類できることに気づいたので、ここで整理してみたいと思う。
 
先に、思考を加速・整理するためにやっていることから。
 
まず、読書がこれにあたる。
集中して本を読むと自然と頭が回転しだすという感覚になることがある。
私はビジネス書を読むことが多いが、本を読んでいると自然にうちの会社に当てはめて考え出すのである。
良書であればあるほど、思考が加速するので、できるだけ読書の時間を取りたいと思っている。
 
次にランニングやウォーキング。
身体を動かすことは思考を止めることにつながりそうだが、私の場合そんなに早く走ることはしないので、考えごとをするのにちょうどいい。
考えるテーマを決めて走ることもあるし、走っている最中に自然に思考が回りだすということもある。
また、オーディオブックなどで本を聞きながら走ることもあるので、そういった場合は上述の読書と同じ効果が得られる。
 
あと、風呂に入ることもこれにあたる。
とくに朝風呂は思考の整理にちょうどいい。夜は子どもたちといっしょに入るのでなかなか思考の整理にはつながらないが、朝風呂は基本一人で入るので、徐々に頭が回りだす感覚がわかっていい。
今取り組んでいる課題の解決策を思いつくこともあるし、このブログのテーマのアイデアも思い浮かぶことがある。
 
 
続いて、思考を止めるため(感覚の世界に入る)にやっていること。
 
まずはサウナ。
昨日の記事でも書いたように、私はぼーっとできる時間を求めてサウナに行く。
なかには思考を整理するためにサウナに行くという人もいると聞くが、私は思考を止める(=感覚の世界に入る)ために行く。
ただ、いったん思考を止めると、その後サウナから出て思考が回りだした際に、いいアイデアが思いつくということはたまにある。
脳がリセットされてスッキリすることで、朝起きたときのような感覚になり、そこで思考のスイッチが入るのであろう。
 
次にキャンプでの焚き火。
キャンプは娘と二人で行くことが多いが、娘が寝た後に焚き火をぼーっと眺める時間が好きで、夏でも毎回焚き火はしている。
なんとも言えない落ち着いた時間が流れて幸せな気分に浸れるのである。
このためにキャンプに行っていると言っても過言ではない。
 
あとは、適度な飲酒。
アルコールは思考を加速させることも多く、とくに誰かと飲みに行って、面白い課題があると頭が回りだす。そのときのアルコールは思考を加速させるための道具となる。
ただ、一人でゆっくり飲む適量なお酒(2~3杯程度)は、思考を止めるのに役立つ。この場合、考えるのがめんどくさくなる感覚があり、ストレスがかかった日は少しだけ飲んで嫌なことを忘れるようにしている。
また、上述のキャンプの焚き火はお酒を飲みながら見ると、お酒と焚き火の効果でぼーっと感が増していい。
 
と、こんな感じで、普段自分がやっていることを、思考を整理する、思考を止めるという視点でまとめてみたが、こう考えると、他にもこの両方のための手段として有効なこともあるかもしれない。
とくに思考を止めるための手段として何か有効なものが他にもないか、探してみたい。
 
ということで、思考と感覚という対比はいろいろと応用が可能である、という話でした。