1つのタスクをやりきる

この数日、妻が出産とそれに伴う里帰り(といっても市内!)でうちにいないので、基本家事は自分でやっている。
夜はまだ時間に余裕があるからいいが、朝はちょっとしたパニックの毎日である。
朝ごはんをつくる、それを娘に食べさせる、当然自分も食べる、娘の持ち物を準備する、娘の着替えを用意して着替えさせる、娘の歯みがきをする、自分も歯をみがく、ひげもそる……、思い出しただけでパニックになってくる。
1つひとつのタスクは他愛のないものなのだが、それが集まると、しかも時間制限があると、急にこなすのが困難になるのである。
 
1つひとつは簡単になのに、なぜパニックになるのか。
考えてみた結果、1つのタスクを完了させる前に、次のタスクに移ってしまうことで、余計に時間がかかっているからだ、ということに気づいた。
 
例えば、食事を用意していたら、食洗機に娘が幼稚園にもっていくはしとスプーンなどがあるのに気づく。すると、それを出しておかないと忘れそうになるので、食事をつくるのを後回しにして、はしとスプーンを取り出してキッチンに置いておく。すると今度は、前日娘が幼稚園でおしっこをしてしまって借りていたパンツのことを思い出す。忘れるといけないから、今度は洗濯機のところに行って、パンツを取り出す。何をやってたんだっけ?と考えて、朝食の準備をしていたことを思い出す。娘にごはんを食べさせる時間がどんどん減っていく。さらには、出かける前になって、はしとスプーンをキッチンに置いたままであることに気づく。パンツもかばんに入れていないのであわてて入れる。玄関を出るのが、時間ギリギリになる。といった感じである。
と、こんな感じで仕事ができない自分に対して、自己嫌悪に陥る。
 
これでも一応、朝にやることタスクのリストはつくっているのだが、それはイマイチ機能していない。
おそらくこんな感じで機能不全に陥っているのだと思われる。
 
タスクの洗い出しが甘いから、モレていたやらなければいけないタスクを途中で思いつく
そういったものは、すぐにやらないと忘れてしまうから、とりあえずそれを先にやって、それまでやっていたタスクを後回しにする
途中で思いついたタスクも、中途半端な形でおいておく
結果、いつまで経っても1つのタスクが完了しない
 
となると、対策は以下の2つに集約できる。
1つは、タスクをきちんと完了させて中途半端な形で放置しない。
あとでもう1度同じタスクをやらないといけなくなり、時間のムダが発生してしまうので、やりきってしまうのである。
 
例えば、娘の持ち物を準備するということであれば、それをただ出しておくだけでなく、かばんにいれて玄関においておくというところまでやっておく。
私の場合は、上述のように、食洗機から出す、洗濯機から出すで満足してしまっていて、中途半端な形で放置していまっているのある。ついでにかばんに入れるところまでやっておけば、あとで忘れてしまうこともないし、まだ終わっていないと頭に記憶しておく必要もなくなるのである。
 
もう1つは、細かいタスクまで洗い出す。タスクがきちんと洗い出されていないと、途中で思い出して、作業の割り込みをしてしまうのである。
これが原因でタスクの完了を阻害しているという側面もある。
洗い出しさえできておけば、後からやればいいだけなので、無理に割り込む必要はなくなる。
 
要は、1つのタスクをきちんと完了させて、次のタスクに移ればいいのである。それを中途半端にいっぺんにやろうとするものだから、パニックになるのである。
 
とりあえず、この連休は娘は妻の実家に行っているので、この反省を活かすのは連休明けになる。この連休でしっかりとイメージトレーニングをして、連休明けの朝に臨みたいと思う。
 
ということで、朝のタスクをうまくこなせるようになる前に、妻が帰ってくるんだろうなと思ったという話でした。
 
 
※ちょっと前に似たようなことを書いてました。要は仕事ができない、ということなんでしょう。