株主総会雑感

今日、うちの会社の株主総会があった。
2018年の株主総会で私は代表取締役に就任したので、私に責任がある株主総会としては6回目となる。
 
株主総会自体は、株主もそう多くないため、何か波乱の要素があるわけでもなく、いわばシャンシャンで終わるのだが、それでも終わるとちょっとした安堵感は毎度ある。
今回もあらかじめ用意した原稿を読む挨拶と、これまた準備された台本通りの議事ということで、予定通りに会は進んで、ものの15分くらいで終わったが、それでも終わって一安心といった感じであった。
 
とくにこれが赤字決算の総会となるとちょっと身構える。
今回はどうにか黒字で乗り切っての総会だったので、そこまで神経質にはならなかったが、赤字ともなるとそうもいかない。
赤字だからといって厳しい質問がくるわけではないのだが、一応想定はしておかないといけないので、やはり気疲れはするし、当たり前のことだが、利益は出さないといけないなと反省する機会になる。
それを思い出すと、改めて利益を出すのは大事だなと思ったりした。
 
うちの会社はいわゆる材料を扱う、業界の川上に属する企業ということで、市況に影響を受けやすい業態と言える。
昨年も前半は市況の追い風を受けて、いくらか貯金ができたが、後半は反転、前半の貯金で逃げ切った1年だった。その流れを受けて、今年は向かい風のスタート。その風も前半くらいで止むと思っていたが、どうなるかあやしくなってきている。
そんな市況に影響を受ける業態から抜け出すべく、少し川下に事業を展開していかないといけないと考えているのだが、今日の株主総会がその想いを新たにするいい機会になった。
 
ということで、とくに問題もなく株主総会が終わった、という話でした。