娘の卒園

昨日、娘の卒園式があった。
この3年間は過ぎてしまえばあっという間の時間であったが、思い返してみるといろいろあった。
 
とくに大変だったのが、2020年の前半。年が明けてから妻の妊娠とコロナがやってきて、てんやわんやになった。
妻は妊娠初期とくに悪阻がひどく、2回の入退院を繰り返した。その間娘と二人で過ごしたのも、今になってはいい思い出である。
出張などでいないときは私の両親に娘をお願いして出かけたり、そうこういしているうちにコロナが本格化して、幼稚園も休園になったりでここでも両親に世話になったりと、夫婦だけで子育てをするのは難しいと痛感させられた時期だった。
今でも地元より(大学・社会人初期にいた)東京に住みたいと思っているのだが、こと子育てに関しては地元のほうがいろいろと助かるのは間違いない。
 
コロナが少し落ち着いてからも妻の悪阻は楽にはならず、その間は両親だけではなく、幼稚園の先生にもお世話になった。
延長保育も基本は両親が働いている子どもだけが対象だったが、事情を話すと快く受けていただき、非常に助かった。
 
その後もコロナで幼稚園の運営は大変だったと思うが、多くの行事を(規模を縮小しながらも)実施いただき、先生には感謝でいっぱいである。
先日、卒園前に行われた音楽会も、例年通りとはいかなったが無事に開催してもらい、子どもだけでなく私にとってもいい思い出になった。
娘や同級生たちの演奏や合唱を聞いて、私は不覚にも泣きそうになってしまった(いや、泣いていた)。
 
そんなこんなで迎えた卒園式。
先日の音楽会のこともあったので、私は途中泣いてもいいようにハンカチを握りしめて幼稚園に向かった。
コロナ仕様なのか、それとも例年そうなのかはわからないが、卒園式に参加できる保護者は1人のみということで、私が参加する予定にしていたのだが、会場に入ってみると父親は一人もいない。後からわかったのだが、どうやら母親が参加して、父親は式が終わった後にやってきて園庭で写真を撮って帰るというのが一般的らしい。
私が式に参加するのはかなり場違いな感じだったので、仕方なく妻に参加してもらって、私は待機。泣く気満々だったのが肩透かしをくらった感じであった。
卒園式後に合流して、ちょっとしたセレモニーのあと、娘と友だちとで写真を撮り、先生にお礼を言って帰った。
 
娘はどこまで卒園の意味というものを理解しているかはわからないが、小学校に入学するまでのこの春休みの期間で、いっしょに幼稚園の思い出を振り返ってみたい。
今はスマホで気軽に写真を撮れる時代で、撮った写真もかなりあるので、そんな写真を見ながらあれこれ話してみたいと思う。
 
ということで、上の娘が卒園しました、という話でした。