音楽が思い出をよみがえらせる

日曜の夜、YouTubeを何の気なしに見ていたら、Superflyのライブが公開されていたので見入って(聴き入って)しまった。
どうやら、最新のツアーを記念して、1年ちょっと前の2022年11月のデビュー15周年のライブを特別公開しているとのことだった。
 
私はSuperflyの曲を聴いていると、大学院のときのことを思い出す。
Superflyがデビューしたのが2007年で、私が大学院に通っていたのが2007年4月から2009年の3月までということもあり、当時カラオケでも「愛をこめて花束を」がよく流れていたのを覚えている。
 
YouTubeから流れてくるSuperflyの曲を聴いていたら、とくに特定の場面が思い浮かぶわけではないのだが、なんとなく当時の雰囲気というか感覚がよみがえってくる。
うまく説明できないのだが、いろいろなものが凝縮されて、胸がギュッとなる感覚になるのである。
ただ、面白いのは、今回改めて調べてみると、当時とくにヒットした曲といえば、上述の「愛をこめて花束を」くらいで、次に私がヒットしたシングル曲として認識している「My Best Of My Life」がリリースされたのは私が大学院を修了した後なのに、初期のSuperflyの曲を聴くと大学院時代を思い出すのである。
この時期に「愛をこめて花束を」を聴きまくった(+歌いまくった)からかなと思ったが、ちょっと調べてみたところ、1stアルバム「Superfly」がリリースされたのが2008年5月で、これをかなり聴いていたため、このアルバムの収録曲を聴くと大学院時代を思い出すのだろうということと、加えて大学院が終わった後もその余韻があって、その余韻の時期に聴いた楽曲も含めて、勝手に自分の脳の中で大学院時代に包括しているのだろう、という結論に至った。
 
何にせよ、音楽には当時の空気というか感覚というか、思い出をよみがえらせる力がある。
ちょっと前に読んだ(聞いた)「DIE WITH ZERO」という本で、人生は思い出づくりであるということが書かれていたが、そのときに聴いていた曲がその思い出に彩りを与えてくれるのだなと思った次第である。
せっかくなので、当時のSuperflyのアルバムもまた聴いてみようかなと思ったりした夜となった。
 
ということで、その時代によく聴いた曲が流れるとその当時の思い出がよみがえる、という話でした。