新幹線エクスプレス予約運賃問題

今週は出張に出る予定があって、大阪・名古屋に行く予定にしている。
ここ数年、1月は東京に、2月は大阪・名古屋をまわって、取引先に新年の挨拶に行くのが定例となっている。
2月に新年の挨拶というとだいぶ遅い気もするし、結果的に業界の賀詞交歓会などで先に挨拶をすることになり、4月には人事異動があるのでまた改めてご挨拶となるのだが、接触頻度が高いことは悪いことではないので、いい機会だと思ってご挨拶に伺うようにしている。
 
ということで、今回は大阪・名古屋をまわる予定なのだが、こういった複数地域に行くときに問題なるのが、EX予約の運賃とe特急券の運賃の比較。
東海道・山陽新幹線では、エクスプレス予約という特急券の予約サービスがあるのだが、このサービスでは主に2つの種類のチケットを予約できる。
1つは乗車券と特急券の両方がいっしょになっているEX予約、もう1つは特急券だけを予約できるe特急券がある。
 
EX予約はチケットレスICカードSuicaなどので乗車することができるのに対して、e特急券は発券する必要があり乗車券とあわせて利用することになる。
ただ、一般的には、EX予約よりも乗車券+e特急券のほうが安く、さらに今回のように複数地域に行くときは、乗車券は途中下車可能なので、乗車券+e特急券のほうがかなり割安になる可能性がある。
要するに、EX予約のほうがチケットレスで便利なのに対して、e特急券だと紙のチケットを発券する必要があるが割安ということになる。
 
で、今回の出張。
e特急券のほうが割安なのはわかっていたのだが、最近エクスプレス予約の運賃が改定になったこともあり、どのくらい割安になるのか気になった。
EX予約のほうがチケットレスで紙のチケットの管理をしなくていいのでこちらにしたいのだが、それでも価格差が大きいのであればe特急券のほうがいいと思い、改定後の料金を確認して比較してみた。
すると、EX予約のほうが3,000円弱高いということがわかった。チケットレスの恩恵を受けることができるコストとして3,000円弱が妥当なのかどうか、しばし思案してみたのだが、今回はチケットレスのEX予約のほうを選択することにした。
先日購入したApple Watchで改札を通過できるメリットがどのくらいあるかを確認してみたいのと、紙のチケットの発券・管理が面倒くささを考慮したことが選択の理由である。
 
正直、自分のこういった細かいことが気になる性格もどうかと思ったりするが、こればかりは仕方ないか。
これは少しでも節約したいというケチな気持ちもなくはないが、それ以上に全体感を把握して意思決定したいという気持ちが大きい。数千円単位なので、無視すればいいのだが、一度把握しておけば、スッキリ意思決定ができる。
もっといえば、意思決定が必要な場面では、こういった簡単なコスト比較ができれば、自ずと選択できる場面が多い。比較をしないでどっちにしようか無駄に迷うくらいなら、さっさとコストやメリット/デメリットを比較したほうが早かったりするので、調べる労力がそんなにかからないのであれば、その労力を惜しまずに比較するクセをつけたほうがいいかもしれないと再確認した次第である。
 
ということで、迷ったら選択肢の比較をしたほうがいい、という話でした。