YouTubeやPrime Videoでは背伸びしたコンテンツを見る機会がなくなる

うちは、現在小学2年生の娘と3歳半息子がいるのだが、2人ともテレビを見たがらない。
ここでいうテレビとは、テレビという箱(最近では箱という感じでもないが)ではなく、テレビ局が制作するコンテンツのことを指している。
テレビという機器を使って、YouTubeAmazonのPrime Videoを見るのが当たり前になっている、と言いたいわけである。
 
朝はさすがにこういったコンテンツを見せることはないのだが、夜の寝るまでに時間などは、おとなしくしてくれることもあって、ついついYouTubeやPrime Videoを頼ってしまうのが現状。
子どもたちは、テレビ局の制作の番組には目もくれずに、ポケモンなどの好きなコンテンツにアクセスしている。
そんな感じなので、私も最近のテレビ番組には疎い。一部どうしても見たい番組はTVerで見ているが、他の番組がどの曜日のどの時間にやっているのかよくわからない。
 
私が子ども時代から考えると、コンテンツは溢れかえっていて、うらやましいなと思ったりするのだが、一方で偶然面白いコンテンツを見つけるという機会が減ってしまっているようにも感じる。
もしかすると、その時間に、興味深い番組が放送されているかもしれないが、すぐにPrime Videoのコンテンツにアクセスしてしまうので、そういう番組に出会う機会がない。
見るものは、既存の好きなものに偏ってしまっていて、偶然の出会いやちょっと背伸びしたコンテンツに行き当たる可能性がかなり低くなってしまっている。
 
これは一概に悪いこととも言えないが、親としてはなんとなくこれでいいのかなと思ったりする。
ちょっと背伸びしたようなコンテンツや、新しい世界を垣間見えるようなコンテンツには出会う可能性が低くなってしまうことが、子どもの成長にとってわずかながらでも影響してしまうのではないかと心配になっている。
そんな大げさなことではないかもしれないが、ちょっと気になっている今日このごろである。
 
ただ、だからといって、強引にテレビ番組を見させるのも正直面倒くさいし、素直に従うとも思えない。また、上の娘はそろそろ学校の同級生たちとテレビ番組や音楽の話などもしだすだろうから、そのときにどう変わっていくのか、ちょっと見守りたいと思っている。
 
ということで、ウェブにある無数の動画コンテンツにアクセスできることは、新たな世界を見る機会を奪っている可能性があるのではないか、という話でした。