どうやって2時間遅れを証明するか

昨日のこのブログでも書いたが、先日出張帰りに乗った新幹線の到着時刻が予定よりも2時間以上遅れ、特急料金は払い戻しされることになった。
この払い戻しのルール、前にどこかで聞いたことがあったが、今回すっかり忘れており、Twitterのタイムラインや車内のアナウンスで知ることとなった。
 
ところで、このルール、どうやって2時間以上の遅れがあったかを証明するのはなかなか難しいのではないかと思った。
 
今回の私のように、予定通り発車して途中で遅れた場合かつ、指定席特急券をもっているというケースであれば、おそらく問題はない。
到着予定時刻と実際の到着時刻の差分だけを見ればよく、対象者かどうかは判別がつく。
 
しかしながら、自由席特急券をもっていた場合はどうか。
始発駅など遅れる前に乗った人は払い戻しの対象になるべきかと思う。
しかし、遅れはじめたあとに乗った人はどうなるのか。たしかに乗った新幹線の到着時刻は予定より2時間遅れかもしれないが、その人が予定していた到着時刻よりも2時間遅れにはならないケースもあったりする。
自由席特急券であっても乗った駅はわかるので、乗った新幹線がその駅を出発した時刻と到着した時刻から乗車時間を計算して、通常の所要時間と比べて2時間以上かかっているかを確かめるのだろうか。それとも改札を通過した時刻を正として、改札を入った時刻から出た時刻の差の時間が通常に比べて2時間かかっているのかを調べるのだろうか。
 
さらに、別の指定席特急券をもっていた人が、予定していたものよりも早く来た新幹線に乗った場合はどうなるのか。
ダイヤ全体が遅延しているため、本来乗る新幹線はもっと後の時間にその駅に到着することになるが、自分が乗るはずだった時刻近辺に来た新幹線に乗ったりすることもあるだろう。
この場合、特急券をもっている、もともと乗るはずだった新幹線は2時間遅れになるかもしれないが、その人は予定していた時刻よりも2時間遅れにならなかったりする。
この場合は払い戻しになるのだろうか。
 
なんてことを遅れた新幹線の中で考えたのだが、考えすぎると夜も眠れなくなりそうだし、これに対応する駅員の人たちのオペレーションを想像するとちょっとぞっとするので、このあたりにしておきたい。
暇なときに調べてみたいと思う。
 
ということで、新幹線が2時間以上遅延することを証明することは案外難しい、という話でした。