テスト期間中に掃除がしたくなる症候群

多くに人に経験があると思うが、テスト期間になると、急に掃除をしたくなったりすることがある。
つい最近、これに似たことがいくつかあったので、ここに書き留めておきたいと思う。
 
1つが、年末の大掃除をしないといけないのに、データ入力をしてしまったこと。
年末の大掃除で、会社の机の中の書類を整理をしたり、机のまわりの掃除をしていたのだが、ふと見ると机に上には業界新聞の束が置いてあった。
その新聞には業界に関する数値データが定期的に載っていて、それをExcelに入力して、データの推移を眺めるようにしているのだが、その入力を後回しにしていたものが、束になって置かれていたのである。
その新聞の束を見て、今整理しておかないとまた1年やらないかも、と思い立ち、そのデータの入力を始めてしまった。すると、当然のことながら掃除は後回し。結果として、みんなが昼ごろに帰るのに、自分だけ夜まで会社に残って掃除をやることになってしまった。
まあ、これによって、新聞の束を処理することができたので、ある意味大掃除の一部と言えなくはないのだけど、もっと早くやっておくことができたことで、このタイミングでやる必要はなかった。
 
もう1つが、新年の全社会議での資料をつくらないのといけないのに、ブログを書いてしまったこと。
毎年1月の年初に、全社会議を行っており、経営者である私が前で話すことになっているのだが、その資料ができていないにも関わらず、ブログを書きたくなってしまった。
それで書いているのこの記事なのだが、無性に書きたくなってしまったので資料作成を後回しにして書いてる。
頭では早く資料をつくらないといけないとわかっているのに、ブログに逃げているわけだが、これもテスト期間中の掃除に似ているなと思った次第。
 
こういった現象については、名前もついているらしく、「セルフハンディキャッピング」なんて呼ばれていて、自らハンデをつくることでダメだったときの言い訳をつくろうと(無意識に)しているとのこと。
たしかにこういった自分でハンデをつくって後からの言い訳にするという心理もあるのかもしれないが、少なくともテストのような何らかの結果が出るわけではない私の事例には当てはまらない。
 
どちらかというと、ただ単純に目の前のある大きな課題から逃げたい、先送りしたいという心理に近い。でも、ただ逃げるだけだと格好が悪いので、ちょっとだけ楽で、でもそれなりに負担のあったりする作業をすることで、ただ逃げているだけではないという言い訳もしたいのかと思う。
 
どちらにしろ、やらないといけない課題は先送りしたとてやらないといけないわけで、そんな現実逃避なブログはこのあたりで終えて、全社会議の資料づくりに戻りたいと思う。
 
ということで、大人になっても、テスト期間中に掃除をするのと同じようなことをしてしまう、という話でした