仕事納めに想う

今年も残すところあと3日。そして、今日はうちの会社の仕事納め。
地方の中小企業なんて、だいたい年末まで働くもんだろうと思っていたが、朝自動車で通勤するといやに車や人の数が少ない。どうやら多くの人はもう年末年始の休暇に入っているようでだった。
地方にも大企業はあるのだが、こちらはだいたい28日までで、27日も有休奨励日にしたりしているので、こちらは2日ほど休みが遅くなる感じか。工場があると、足並み揃えて有給奨励日にするのが難しいのだが、最近はそういうところも多いのだろうか。
 
さて、最終日ということで、基本的には大掃除。午前中にはだいたい済ませてしまって、みんなお昼には帰ってしまったが、私はたまっていた書類の処分をやっていたら昼が過ぎ、昼頃にはたまっていた新聞からのデータ収集をやりはじめてしまったために時間が過ぎた。私はテスト勉強をしていると掃除がしたくなる質なのだが、今日は掃除をしていたらデータ入力がしたくなってしまった。
 
さて、そんな仕事納めの日の夕方。今年も1年早かったが、振り返ってみるといろいろとあった。
一応日記をつけているので、読み返してみようと、1月分から読んでみると、年初から難問山積で気持ち悪くなって途中でやめてしまった。
過ぎてみると早いのだが、それでも1日1日生きているわけで、生きていればいろいろとストレスがかかってるんだなと感じた時間となった。
 
会社の業績のほうは、出足は一昨年・昨年から業界に吹いていた追い風のおかげで順調なスタートを切ったが、その追い風も途中でピタッと止み、さらには向かい風に転じた。加えて、顧客企業の在庫調整がなかなか進まず、利益率は下がるわ、販売量も下がるわのダブルパンチで、後半はかなり厳しい状況を過ごした。
うちの鉄鋼業界に属していて、加工よりは材料を扱う業態なので、市況の影響を受けやすい。ここ数年は市況が良かったので、いい影響を受けていたが、それが一転厳しくなると目も当てられない。
業態的に避けられないところはあるのだが、それでも市況の影響を受けにくい事業構成に、徐々にでもしていかないといけないなと痛感した1年だった。
市況に(できるだけ)左右されずに、利益を積み上げることができるようなイメージの事業を、もっと増やしていきたい。
 
そういった事業構成の変更(新しい事業をやったり、既存の事業をやめたり)は経営者がやらないと誰もやってくれない。やってくれないどころか、言ってもくれない。もちろん相談すれば、意見はくれるだろうが、最後は経営者が決める、そういう類の仕事かと思う。
1,2年といった短期をではなく、10年くらい先までは考えて、事業をどうするか考えて取り組む、そんな1年に来年はしたいと思う。
 
ということで、まわりを片づけながら、ちょっとだけ今年を振り返り、来年を考えてみた、という話でした。