新幹線の混み具合が一段上がっている印象

この週末、出張を兼ねての家族旅行で大阪に行ってきた。
普通の出張であれば、だいぶ前から新幹線や宿泊先の予約をするのだが、この寒暖の差大きい時期に子どもを連れての旅行ということで、キャンセル料もバカにならないので、けっこうギリギリになって予約することにした。
すると、宿泊先は第1候補のところが1週間前になって満室になり、第2候補のところに切り替えることになり、行きの新幹線は1列横並びの席が取れずにバラバラの席になるなど、どこも混み合っていることを痛感した。
さらに帰りの新幹線では、1週間前くらいに指定席はすでに満席で取れず、仕方なく自由席に。こちらは出発の1時間前くらいからプラットフォームに並んだので、難なく席は確保できたものの、途中から座れない人も出て、盆か正月かといった混み具合であった。
遊びに行ったUSJでは人であふれていたし、その翌日に海遊館に行ったら、1時間待ちで入ることができず、どこもかなりの人混みでびっくりした。
 
そもそもこの週末は3連休でもなく、普通の土日。それでもこの人の多さである。
新幹線に至っては、平日であってもかなりの混みようで、これまでであれば東海道新幹線区域は混み合っていても、山陽新幹線区域に入るとだいぶ空いてくるといった感じだったが、最近ではこちらも乗車率80%超えはザラで、上述のように土日であれば100%を超えることも多いようである。
 
コロナ下の3年間、新幹線の乗車率はかなり下がっていたが、去年の今ごろ、コロナも終盤に差し掛かったあたりから、徐々に戻ってきている印象。そこから今年5月の5類変更後は完全に元に戻ったかそれ以上の様子だったが、ここに来て、さらに一段階混み具合が上がっているように感じている。
土日ともなれば、普通に指定席が取れないということはよくあるし、平日でも時間帯によっては希望の新幹線の指定席は空きがなかったりする。これまでだとちょっと考えにくいくらいの混みようだと思う。
 
その理由としては、出張客が戻ってきたことやインバウンドの増加はあるだろうが、あわせて日本人の旅行での移動もかなり活発になっているように感じる。
コロナも明けて海外に旅行でもと思っていたところにこの円安。海外旅行は夢のまた夢になってしまい、その分国内旅行が増えてきているのではないだろうか。
国内旅行の需要が喚起されることは経済的には悪いことではないだろうが、ここまで混んでくると出張などで移動したいときに支障をきたすことも多い。これまで以上に事前の準備が必要になってくるなと感じた次第である。
あわせて、この現象が一過性のものなのか、継続したものになるのか、その点についても注意してみておきたいと思う。
 
ということで、最近の土日の新幹線は、盆や正月くらいの混みようである、という話でした。