ニュースで知る世の中とUSJで見た光景のどちらが正しいのか

この週末、出張を兼ねた家族旅行に言ってきたのだが、その中で初めてUSJに行ってきた。
昔からこの手のアミューズメントパークにはあまり関心がないのだが、子どもたちがいるので、せっかく大阪まで来たということで行ってみることにした。
 
が、結果としては、人が多すぎて何もできなかったという印象。
多くのアトラクションは長蛇の列で並ぶ気にならず、いわゆる乗り物系のアトラクションはほとんど乗ることができなかった。
 
加えて、小学2年生の娘が行きたがっていた「スーパー・ニンテンドー・ワールド」は抽選券を入手するものの落選。
娘からはUSJに行けた喜びよりも、スーパー・ニンテンドー・ワールドに入れなかった不満がたまるという結果になってしまった。
 
後から調べてみると、エクスプレスパスなるものがあって、これを購入すればよかったのかと思ったが、価格を見ると1つだけ確実に乗ることができるパスが5,000円程度、4つ乗ることができるパスが20,000円前後、7つ乗ることができるパスが25,000円程度と、かなりの高額。これが入場券以外にかかってくるので、家族で行けば入場券とエクスプレスパスだけで10万円近い額になってくる。
 
価格が高くても、それでも価値があると思う人が購入すればいいので、それ自体は問題ないのだが、不思議なのはこの価格でもめちゃくちゃ混んでいること。
とてもではないが気楽に遊びに行ける価格帯ではない。そんな高額サービスに対して、こんなに多くの人が喜んで来場している光景を見て、日本には富裕層がなんて多いんだと思ったりした。
物価高で生活が苦しいとか、社会保険料の負担が大きすぎるとか、そんなニュースがよく流れているが、そんなこととは無縁の世界に遊びに来ることができる人がこんなに多く、日々ニュースで取り上げられている話と目の前に広がる世界のどちらが本当なのか、わからなくなってしまった。
 
たしかに、つくり込まれている世界観はすごくて、ハリーポッターのエリアなんかは、映画を見ていない私でも散歩するだけで楽しかったのだが、それでもアトラクションには乗らずにただ散歩するだけで20,000円は、さすがに高いと感じた。
 
とはいえ、娘からは次こそはマリオのエリアに行きたいと言われたので、また大阪に来る機会があるときには行かざるを得ないのかなと思ったりしている。
そのときは、最後のUSJだと思って、10万円を握りしめて行かないといけないのかなと思ったりした次第である。
 
ということで、USJの価格と人の多さのバランス具合に困惑した、という話でした。